いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

ある日突然に

2005年12月14日 12時53分59秒 | シルバー社交ダンス風景
 ダンスサークル仲間のご婦人。なかなか活発な方で、エアロビックスで体力
を養い五つのダンスサークルに所属して余暇を見つけては油絵をものにする。
懇親会ではビールを愛するなど、その場を明るくするキャラクターを持ってい
る人気者のご婦人である。
 その方が、土曜日の午後にダンス、日曜日の午前にもダンス。私も踊ったが
元気そのものであった。その翌日の日、彼女が入院したとの連絡があった。原
因は、脳血栓であった。一ヶ月入院生活を送り手術は年齢的に危険ということ
で病院で安静にして過ごした。
 退院の二日後、我々のサークルに顔を出した。言語は正常であったが、歩く
のに人の肩を借りての歩行で、今、リハビリに努めている。復帰したいとの願
望は強く、体力の回復を待つのみである。
 人間の身体の組織は如何に精緻に創られているかを思い知らされた。脳の細
い血管が詰まったことで身体の動きは天と地の違いである。彼女に前兆は意識
されなかったようだが、日曜のダンスでスピンターがもつれたことで途中から
家に一人で帰ったとの事だった。直ぐ病院へ行ったことが幸いして軽くすんだ
ようだ。
 注意深い自己管理が健康を維持する基本であることを思い知らされた出来事
であった。身近な人の状況変化がその意識を強力なものにし、周囲の人達にも
無理をしないようにとの意識がこのことで植え付けられた。
 私も、九つのサークルに所属しダンスダンスで日々を送ってきたが、今回
一つのサークルを退会することにした。楽しく生活を送るために!
 
コメント (1)
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