手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

19日まで上野で開催中の「大吉原展」を見にいってきた!

2024-05-10 13:17:11 | 社会
昨日は、久しぶりに上京することにした私は、東京・八重洲口にも行った。駅を出て街頭に出ると、高層ビル群や新築中のノッポのビルが目に飛び込んできた!お昼には、八重洲地下街で昼食を取ろうとしたが、午後一時を過ぎてる、というのに、どの店も入口に何人もの人が行列作って並んでいて、とても並ぶ気にならなかった!仕方なくコンビニで、おにぎりを買って食べることにした。
既に、この日は、かねてから上野の東京芸大美術館で開催されている「大吉原展」を見に行くことに決めていたので、入館前に、上野公園あたりで、青空の下、おにぎりを食べることにした。
JR上野駅で下車、その公園口の出口に向かったが、いつもの場所に出口の改札は見当たらなくて「アレッ?」とちょっと焦った。少しの間、周辺をさまよううち、改札出口を見つけた。--実は、最近、まったく上野にも行ってなかったので、何十年も昔からあった出口が、いつのまにやら別の場所に変更になっていたのだった。--これって、まさに世の中の移り変わりが綴られている「方丈記」そのものだなぁ、ってつくづく実感した!!
改札を出て歩いて数分も経たないうちに、いつもの見慣れた公園の広場に出た。桜の季節では、桜見物で賑わう、この広場。両側に桜の木が植えられた広い通りでは、おにぎりを頬張れるベンチがあるかも、と期待したのだが見当たらなかった。仕方なく、桜並木の両側に沿って敷かれた縁石に腰を下ろして、広場をチラホラ行き交う人影を眺めながら、おにぎりを一人頬張った。午後一時半頃だろうか、初夏の陽気で風もなく、人影もまばらな広々した通り、桜の木陰でおにぎりを食べるのには絶好の場所だった。ただ、周囲には、私みたいに縁石に腰を下ろす人はほとんど見当たらず、住所不定・無職のオジサン風にも見えるかもと、ちょっピリ恥ずかしい思いもした。また、数十メートル先には、派出所も見えて、注意されるかも?とちょっとだけ心配もした。そんな折、私の座った縁石の数メートル離れた場所に外人の夫婦らしい人が腰を下ろしたので、ちょっと安心した。
さて、おにぎりをパクついているとき、ふと足元をみると鳩が一羽、ひょこひょこと歩み寄ってきて、私を見やって、明らかに「なんか食べ物、くれないかなぁ」と言ってるような恰好。--それに応えようと思ったのだが、なかなか上手くごはん粒の塊を掴めなくて、残念ながら鳩の願いに応えられなかった。で、鳩はまもなく足元からどこかへ消えた。
それから数分後、ふと気が付くと、今度は2羽の鳩が足元に来ていた。これにはビックリ!--きっと、先ほどの鳩が仲間を連れて、食べ物を無心しに来たのだ、と思った。そんな中、立ち止まった一羽の鳩が、首を斜め上方に傾けて、上側になった眼で私の方を凝視して、「どうして食べ物、くれないの?」と言っているようなそぶりを見せた。でも、この時も、申し訳ないと思いつつも彼らの期待には応えられなかった。
この後、近くの派出所で、今回初めて行く「東京芸大美術館」への道順を伺って徒歩で会場に向かった。--入館して観覧料2,000円を支払うと、地下の最初の観覧会場に案内された。薄暗い会場は見物客でいっぱい!大半が中年過ぎの男女でごった返していて、部屋の壁一面に展示された展示物(昔の画家たちの絵が大部分!)作品とその脇の解説文を一点・一点づつ眺めていくのだが、そこで立ち止まって見入る人々の歩みが各人・各様で遅く、時にはおしくらまんじゅうみたいな状態の中、なかなか思った通りに前進しない。こうして無意識状態で全神経を尖らしたまま、1時間以上閲覧していると、途中、ド-と疲れが意識され、その場にぶっ倒れそうになったものだ。そして、観覧途中からは、ろくすっぽほとんど展示物を見ないまま、会場を出ることにした。というのも、観覧途中で、係員から、今回の展示物に関わる解説書が会場出口で販売中であることを伺ったので、それを買って帰宅することにしたからだ。でも、3500円もする解説書だったが、厚みが3センチもある豪華なもので、中身は充実していた。これを読んだら、展覧会場で見る解説文はじめ、もっと詳細内容も解説されているので、今では買って正解だった、と思っている。

コメント
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