散歩者goo 

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水泳と中高年の運動能力維持向上(追)

2011年11月05日 21時53分09秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
以下の記事は2010年12月6日に「村ぶろ」に投稿した記事だ。ジムで運動を始めたきっかけや、水泳を始めた理由も書いている。
この中で、水泳を始めた、本当の理由は、夏の昼の暑さ対策として、体調管理のため体を冷やすことで熱疲労を軽減する為だ。

私の家(長屋)にはクーラーがない。経済的には、何度も言うように年金暮らしで生活保護以下かもしれない年金でやりくりしている。それでも何とか小さなクーラーぐらいは、買えないことは無い。
しかしクーラーを入れても凝縮機=室外機や配管の経路に困るのだ。クーラーが無く平屋の瓦屋根のため、真夏の室内温度は、連日34度から37度ぐらいになる。
そのため、日中は扇風機で涼をとり、体を冷やす為、2-4時ごろから市営の50m屋外プールに行き、プールの終わる5時前まで泳ぎ、その後近くのMacに寄り、アイスコーヒを飲みながら、1-2時間ばかり図書館から借りた本を読むのが日課になっていた。私にとっては、快適な一日だった。(猛暑の時は、家でも大量の汗をかくが、運動で汗かきなれていて、それほど苦にならない。)

読み直してみて、随分体力が向上したと思った。今年(2011年)は、7月にNHKのテキストを買いクロールを最新フォームに改造した。その結果、無理せずに長距離泳げるようになり、今年50mプールで9月には、200m単位で泳げるようになった。
今は、25mの室内プールで100m単位で泳いでいるが、200m単位で泳げるように努力している。
多分誰でも60過ぎても適切に運動すれば、このように体力向上が図れるのではないかと思っている。(無論、運動選手のように20-30代で自分の極限まで力を出し切った人は、その限界を60代で超える事は不可能(ありえない)だろう。)


以下2010年12月6日のブログより(村ぶろ 散歩者)
最近水中ウォーキングが健康に良いということで流行っている。プールに行くと多くの中高年が歩いている。重力の負担が軽減され、足の悪い人でも快適に歩け、適当な筋肉への負荷もかけられる。

しかし、団塊世代はこれから次々と65歳を迎えるが、多くの中高年は体が元気なまま、老後をどのように過ごすのか戸惑っている人も多いと思う。当てもなくブラブラしている中高年をよく見かける。そうした人は、趣味も持たず運動もしていない人も多いだろう。

ところで、人間は、自分の持っている能力を使わなければ、やがて廃用症候群(使わない機能や能力が退化する。)となり急速に体の衰えを感じだすのは目に見えている。

今後、介護を必要とする人の急増が予想されている。予防医学の充実も叫ばれている。しかし自分の身を守るのは自分自身という認識が各人にないと、いくら周りから言っても効果はないかもしれない。一度体力が衰えてから気付いて、体を鍛えてもなかなかもとには戻らない。

私の場合、50代の時街中で自分が歩くのがほかの人と比べ遅くなったことに気づき、以前から気を付けていた健康管理や体力維持に意識して取り組むようになった。

今までいろいろ体にいいことをやってきた。我流でジョギングをし、スピードを上げて走り肉離れを起こし、数か月以上歩くのに支障をきたしたこともあった。それ以来市営のジムに通い、記録を取り、数値を見ながら科学的に体力維持強化を図るように努めてきた。今でもわずかだが記録は伸びている。

そうした中で、水泳を始めた。毎年夏は月に何度かプールに行った。今年も出かけたが高齢者割引があることを知り、それ以来回数券を購入し連日通った。休み休みしながら1-2時間で数百mの水泳は、体に適度の疲労を覚える程度で体に良かった。夏の終わりにはトータル千メートル近く泳げる程度に持久力も向上した。

水泳をやり始めて、ジムによる体のトレーニングとは違うものを感じた。それが何かわからなかったが水泳の後は、爽快な疲労感があった。夏に通っていた市営の50m屋外プールが9月下旬に閉まったので、いつも通っているスポーツセンターにある25mプールに通い始めた。そこにはジャグジーもありさらに快適だった。

そのプールにジムとの共通定期で通い始めて、ジムと水泳のトレーニング効果の違いが何となく分かりだした。

たとえばジムでトレッドミルを使ってランニングをすると軽いランニングでもそれなりに足に負担がかかる。私の場合、時速9kmで4-5km走ると、翌日に疲労が残っている。(以前はもっと短い距離1-2キロ程度で、しかも遅いスピードの時速7-8km程度で走っても、かなり疲労が残ったが、トレーニングを重ねその値が伸びた。)腕のウエイトトレーニングは、一セット1回しかしないので(ふつうは2セット以上)疲労は残らない。足のウエイトトレーニングは、ランニングにより筋力がアップしていることが途中で分かり、今は省略している。普段の生活では、重い植木鉢が軽く持ち上げられたり、自転車で速く長距離走っても疲れにくくなっていたりして、確かに筋力や持久力が付いたことを実感することがある。

ところが、プールに通い始めて気付いたことがある。体の動かし方や歩く速度が速くなり始めたのだ。それにジムでは多少残っていた筋肉疲労も、プールで泳ぐと解消する。またフールで泳いだ後は、ジムでのトレーニングとは違った爽快感がある。なぜだろうと不思議に思い考えてみた。

筋肉疲労の回復は、水泳の場合全身運動で、しかも重力の影響がないため体重を支える負荷がなく、筋肉への負担は軽く、普段重力の影響を受け体重を支える筋肉は休むことができる。即ち例えば日常使っている起立筋等を休めることができ、使用する筋肉の疲労は軽いので、血行は良くなるので疲労物質が除去され新陳代謝が促進されると考えた。クールダウンと同じ効果だ。(重力の影響で体重を支える筋肉は、ほぼ全ての筋肉と言ってよいかもしれない。)

一方陸上トレーニングでは、例えば足や腰や背中の筋肉には重力からくる体重に加え、運動による加速度や力を加えるときの負荷(例えば重い物を持ち上げる時の力)の負荷が直接かかり、それだけ疲労しやすい。水泳で使う腕の筋肉の負荷は水の抵抗だけなので軽い。その意味で水泳の場合、個々の筋肉への負担は軽いが、手足や胴回りの筋肉等全身の筋肉を均等に使うので違った疲労があるが、私の場合は、通常泳ぐには疲労は少なく感じている。。

更に水泳ではリズミカルに手足を早く動かす。クロールで使うバタアシでは、歩く動作よりはるかに早く足を動かす。若者や子供と違い、普段体を早く動かす機会の少ない中高年の大人の運動神経に刺激を与え、活性化しているのではないかと勝手に想像している。これが水泳を始めて普段の動作が軽く機敏になったり、歩く速さが上がった原因ではないかと推測している。いくらジムで足や腕の筋力を強くしても神経系がそのペースにならなければ、体は早く動かないのだ。

もう一つ気付いたことがある。何となく持久力が増加したかもしれないと思っている。トレッドミルで走っていても、以前と比べなんとなく軽く感じるのだ。ただしこれは期間が短いのでかなり不確かな感覚であることを断っておく。もし今後トレッドミルで以前より長く走れるようになれば、水泳での心肺機能の向上が考えられるかもしれない。

水泳はもともと無酸素運動と、有酸素運動の両方の側面を持っている。泳げなければ息継ぎもままならず無酸素運動に近くなる。短距離の水泳は無酸素運動の要素が強く長距離になるほど有酸素運動のようそが強まると本で紹介されていた。私はまだ50m余りしか泳げないので半分は無酸素運動に近い運動をしているのかもしれない。ただ酸素摂取を効率的に利用する点で、体が多少適応し始め、ランニングにも良い効果を与えているのではないかと、全く根拠のない想像をしている。

それ以外水泳には、体が水からの刺激を受け、さらに泳ぐことで体のバランスが変化することで、皮膚感覚をはじめ各種運動神経やバランス感覚が活性化するのではないかと想像している。その意味で中高年の人が、プールで水中ウォーキングだけして帰る人が多いのは、非常にもったいないと思う。泳げなくても平泳ぎやクロールにチャレンジすることで、運動神経や普段使っていない筋肉が強化され、日常生活にいい影響を与えると思うのだが。



以上長々と水泳に関して書いた感想や理由づけは、全て私の根拠の乏しい想像や推測で、間違っているかもしれませんので参考にしないでください。ただ水泳が体や運動神経に良さそうだということは、実感しています。温泉施設だと、長期滞在型の温水プールを作り、スポーツ医学を取り入れ健康指導やリハビリをするのも、観光ビジネスになる可能性があるかもしれません。(すでにそのような病院併設の療養施設は以前からいくつもある。)


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