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現代美術シンポジウム「アートにブレイクはあるのか」メモ

2014年02月16日 23時50分56秒 | 美術・工芸・デザイン・建築
2014年2月15日土 15:00 国立国際美術館講堂
主催:国立国際美術館  NPO法人大阪美術市民会議

パネラーは、束芋氏、名和晃平氏で、司会進行が植松由佳氏だった。
「アートにグレイクはあるのか?」というテーマで始まった。
作家紹介と作品や活動紹介に、多くの時間が費やされた。
その中で、作家活動の詳細説明で、いわゆるブレイクと関連する、作家活動と経済問題の実態にも話が及び、実態の説明があった。


私は内容内容については、現在の特に関西の現代美術界の盛り上がりの無さの原因にも話が及ぶのか、と思っていたが、作品や活動の紹介が中心になったような感じで、少し物足りなかった。
せっかくの機会なので、海外との交流経験豊かであろう二人に、海外の作家や画廊を含む現代美術界や市民の現代美術に対する関心や、盛り上がりの程度をぐらい聞き出して欲しかった。
例えば、名和さんが韓国で、巨大なオブジェを設置された話がスライドの画像とともに紹介されたが、そのときの韓国の一般の反応とか、韓国社会やマスコミや美術界の反応や、現代美術に対する関心を、知りたかった。

ただ、お二人の話から「ブレイク」に関連して、現代美術作家に対する経済的問題を具体的に話していただいたのは、印象的であった。
経済状態と社会的評価とは、比例すると考えられる。
束芋氏は、数ヵ月後には、借金生活になるという話は、象徴的である。
海外の美術館収蔵や、美術賞をとり、世界でも評価されている人たちでさえ、この状態である。
にほんももっと現代美術の普及させる方策を、現代美術関係者同士で、知恵を出し実行する必要があるだろう。
同時に、市民へ現代美術への関心を高めるには、マスコミ対策が必要ではないか。
マスコミ関係者の多くが、現代美術に無理解・無教養なものが多いと思われる。
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