散歩者goo 

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2kwから大阪靱公園の「花と彫刻展」へ

2011年10月22日 20時54分05秒 | 美術・工芸・デザイン・建築
今日は、2kwギャラリーに行くことにした。「ギャラリーDen」から「2kwギャラリー」に変わって一度も行ったことがなかった。家を出る時は曇天であったので雨が気になった。

出発前にネットで天気予報の最新レーダー画像を見ると、淡路島から大阪湾上に強い雨雲があり、その雨雲が時速20-40km/hで移動すると仮定すると、距離的に1-2時間すれば大阪上空に到達するであろうと思った。とりあえずギャラリーの作品を見てトンボ帰りするなら、何とか1時間程度で帰れるので問題ないと思い出かけることにした。

念のため傘を用意した。それでも、雨になった場合、途中の大阪城公園の南にある法円坂の坂道の昇り降りが危険なのが、少し気がかりであった。

ギャラリーまでは天気は持ちこたえた。しかし2kwギャラリーにいるときについに雨が降り出していた。ギャラリーを出たとき、一瞬帰ろうかと迷ったが、せっかくここまで来て、傘も用意しているし、目と鼻の先の彫刻展を見逃すことはないと思い「第42回花と彫刻展」が開催されている南に隣接している靱公園に、自転車で乗り傘をさしながら入った。ただ公園の遊歩道の一部はタイル類で舗装されていて、雨にぬれたタイルでタイヤがスリップすることが心配だった。

靱公園に行ったのは、5年以上前でやはり、同じ展覧会だったが内容は余り覚えていない。その意味で今回は新鮮な感覚で「花と彫刻展」を見ることができた。

50点近く出品されている彫刻作品は公園の木々の緑と花と土に囲まれ、ギャラリーで見るのと違い、どの作品も更に存在感を増し美しく見えた。一つ一つ丁寧に作品を見ていくと、写実作品や、現代系のオブジェ・インスタレーションはそれぞれ見方は違うが、それぞれ見ごたえがあり作家の思いが伝わってくるように思えた。

「花と彫刻展」は、公園の環境と芸術作品がうまく融合したすばらしい催しだと思った。

ところが家に帰って今回の催しについて検索してみると、大阪市のHPに「花と彫刻展」の案内が短い文章だけで掲載されていた。お役所仕事に見えた。そこには見に来てもらおうという意欲が感じられない。来る人の関心を呼び起こす為に、せめていくつかの写真でも掲載して欲しかった。それに作家のコメントや苦労話でも掲載できれば更に関心が高まり良い効果が期待できるのではないかと思う。更に、大阪市の取り組みが不十分なら、もう一つの主催者である彫刻家会議がHP等を作って宣伝してもよいのではないかと思った。

マスコミでの、取り上げも少ない。このような状態では人は来ない。今はネットも発達しているのでお金を使わなくても行事をPRできる可能性は大きい。ちなみに、靱公園を管理しているのは大阪市ゆとりとみどり振興局であるが、同じ部門が運営しているサイト「MIGOHSHA」(MIGOHSHAは、大阪のアーティストおよびその活動内容を発信することにより、芸術文化に興味を持つ多くの人びとがアーティストに出会える機会を提供するサイトです。)には、この催しの記事がトップとか特集には出ていない。行政内の意思疎通はできているのだろうか。
見巧者=MIGOHSHA  http://migohsha.com/about/
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