線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

名鉄、5駅が今日限りで営業終了

2006年12月15日 12時06分35秒 | 名鉄
名鉄西尾線の三河荻原、鎌谷、尾西線の弥富口、河和線の布土(ふっと)、椋岡の5つの駅が、今日限りで営業終了となります。

今年度、名鉄では駅集中管理システムとストアードフェアシステム導入のための設備改良工事が行われることになりました。工事を行うには費用がかかるわけで、これを期に利用客の少ない駅を廃止することに。1日あたりの乗降客数が300人以下の駅が廃止の対象とされ、4月に対象駅が発表されました。
しかし乗降客数が少なくとも、地域にとっては大切な駅。沿線には波紋が広がりました。

当初廃止が打ち出された駅の中には、碧海堀内駅も入っていました。
駅存続への焦点となったのは、駅施設整備費用でしたが、最終的に安城市が費用を負担することに。駅は存続することになりました。

先週土日かけて、いくつかまわってきました。


西尾線三河荻原駅。

周囲に何も無いわけではないのですが、集落の中にあってもそれが鉄道利用に結びついていない、ということですね。西尾線のもう一駅、鎌谷駅はデジカメで撮った写真が無いです。すみません。


尾西線弥富口駅。

都市化が進んだからではなく、単に道路との兼ね合いで高架化されたという感じでした。交換可能駅にもできるようスペースがとってあり、ホームもありましたが、結局単線のままで歴史を終えることに…
おそらく今回廃止になる駅の中で、一番長く遺構を残す駅ではないでしょうか。


河和線布土駅。

河和口駅を出て、坂を登ったところにある掘割型の駅でした。


河和線椋岡駅。

隣の阿久比駅から1キロも無いほど近く、利用者も少ないため昼間は普通列車も通過する駅として名鉄ファンには有名な駅でした。
今回ついに廃止されることに。


椋岡駅の時刻表です。

撮影中も、普通列車がスピードを上げて走り去っていきました。
本数に注目。

長い間、お疲れ様でした。

弊ブログの過去記事です。
名鉄、廃駅ラッシュの兆しか 2006年4月23日
名鉄、小駅5駅廃止申請 2006年7月8日

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