10日の選挙が終わり、各マスコミの事前予想通り自公を中心とした与党が圧倒的に強く、参議院の構成はいわゆる「改憲賛成派」が3分の2を超えたようです。
野党側が、アベノミクスに反対と言いながら、明確な対抗策を提示しえなかったことが最大の原因でしょうが、この選挙の結果を受けて、今後予想されることは、
◆アベノミクスとやらの訳のわからない大企業優先の経済政策が継続されて、貧富の差はますます拡大するでしょう。この一環として、低金利策が引き続くと共に、原発推進策も改められないでしょう。
◆憲法改訂が発議され、いきなりの9条見直しまで行かなくとも、政府の権力強化の方向に進むでしょうし、沖縄の基地問題にも何の進展も期待できないでしょう。
◆選挙の餌として掲げた、“社会保障や子育て支援の拡充”の方向性は出てくるでしょうが、明確な財源の裏付けが無い以上は、財源不足に依る社会保障関係の相対的な圧縮でしょう。
◆何よりも、赤字国債の発行に依る方向性が変わることはなく、結果として国の借金は
減るどころか増えるのは間違いないでしょう。
※そういう意味では、沖縄と福島などのいわゆる『一人区』で、自民党の現職大臣などが落選したことには、現政権の基地や原発に関して住民を無視した態度を肌で感じられた住民の明確な意思表示だと思われます。
若い有権者が増え、少しは変わるかと期待した選挙ですが、これが私たち有権者が選んだ結果です。
有権者としては、今後“知らなかった”“こんなはずじゃなかった”に類する泣き言をいう権利はなく、この結果を甘受せざるを得ないことを覚悟しましょう。
冷静に考えれば、このような情けない政党や立候補者しかいないのは、有権者側から日本の現状や将来を見据えたはっきりとした要求をしてこなかったことに最大の原因があるのでしょう。
生活に密着した政治の在り方は、何も金銭と権力目当ての政治屋に委ねたわけではなく、私たち有権者が、次世代の人たちから“あの当時の有権者は、将来の子どもや孫たち世代のことは全く考えず、自分たちが少しでも良ければ…という視点から選択をした”と言われないような、立場での意見蓄積をしていく必要があると、つくづく感じさせられた選挙でした。(まさ)
野党側が、アベノミクスに反対と言いながら、明確な対抗策を提示しえなかったことが最大の原因でしょうが、この選挙の結果を受けて、今後予想されることは、
◆アベノミクスとやらの訳のわからない大企業優先の経済政策が継続されて、貧富の差はますます拡大するでしょう。この一環として、低金利策が引き続くと共に、原発推進策も改められないでしょう。
◆憲法改訂が発議され、いきなりの9条見直しまで行かなくとも、政府の権力強化の方向に進むでしょうし、沖縄の基地問題にも何の進展も期待できないでしょう。
◆選挙の餌として掲げた、“社会保障や子育て支援の拡充”の方向性は出てくるでしょうが、明確な財源の裏付けが無い以上は、財源不足に依る社会保障関係の相対的な圧縮でしょう。
◆何よりも、赤字国債の発行に依る方向性が変わることはなく、結果として国の借金は
減るどころか増えるのは間違いないでしょう。
※そういう意味では、沖縄と福島などのいわゆる『一人区』で、自民党の現職大臣などが落選したことには、現政権の基地や原発に関して住民を無視した態度を肌で感じられた住民の明確な意思表示だと思われます。
若い有権者が増え、少しは変わるかと期待した選挙ですが、これが私たち有権者が選んだ結果です。
有権者としては、今後“知らなかった”“こんなはずじゃなかった”に類する泣き言をいう権利はなく、この結果を甘受せざるを得ないことを覚悟しましょう。
冷静に考えれば、このような情けない政党や立候補者しかいないのは、有権者側から日本の現状や将来を見据えたはっきりとした要求をしてこなかったことに最大の原因があるのでしょう。
生活に密着した政治の在り方は、何も金銭と権力目当ての政治屋に委ねたわけではなく、私たち有権者が、次世代の人たちから“あの当時の有権者は、将来の子どもや孫たち世代のことは全く考えず、自分たちが少しでも良ければ…という視点から選択をした”と言われないような、立場での意見蓄積をしていく必要があると、つくづく感じさせられた選挙でした。(まさ)