◆まず、持ち帰られたレジ袋はそのままゴミとして廃棄されるのではなく、各家庭でそれなりにある程度有効利用されていたことは事実でしょう。
また、レジ袋を有償化するならそれはそれで良いのですが、従来の袋をそのまま有償化するのではなく、焼却しても有害物質の発生が少ない材料とか、或いは地中で分解され易い材料を使ったものに限定するとかすれば、少し懐は痛んでも環境問題に貢献できるという満足感はあると思います。
◆問題は、このようなレジ袋への対応ではなく、もっと大きな所にあると思います。
・家事を担当し始めて改めて驚いたのが、食品の包装に使用されているプラ製品の量の多い事です。
スーパーなどで販売されている殆どの食料品がポリ製品でラップされたり、或いはポリ容器に入っていたりで、都会に住む家庭から発生する食品包装の量は莫大です。
(大阪市内では週1回の回収ですが、我が家でも極めて多量のプラゴミが発生し、その量にはいつも驚かされます)
・これと比べれば、レジ袋の量などは微々たるものと言わざるを得ず(※)、本当に経産省の言うように“廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題への対応”を考えるのなら、微々たる量のレジ袋ではなく、食品だけやなく衣料品など各種製品の包装に使用されている莫大な量の袋やポリ製品の削減策を考えなければ本末転倒ということでしょう。
※経産省の資料などに拠れば、石油の用途は熱源(発電・暖房など)40%、動力源(飛行機・車両・船舶など)40%、そして石油化学原料(プラ製品・タイヤ・繊維など)20%とされていますが、原油及びナフサ輸入量に対するプラスチック製容器包装出荷量の割合は2.0%程度であるとされています。
◆レジ袋問題が経産省の言う通りに、“プラスチックの過剰な使用を抑制することで、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとする”という事であれば、プラ製品だけでなくて、現在社会の大いなる資源の無駄使いに対してもメスを入れるべきでしょう。
日本に於いて、生産・流通・或いは家庭から出る廃棄食品(所謂、食品ロス)は一説では年間600万トン以上とされ、その実態は判りませんが、何れにせよビックリするほどの量になることは疑いないでしょう。
この、資源が少なくて、輸入依存度の極めて高い日本に於いて、このような資源の無駄な消費を抑制することを先ず考えるのが政治の役目ではないでしょうか。
何れにせよ、経産省が主導した「レジ袋有料化」問題については、何れ近い内にその成果と効果の纏めが公表されることを望みます。(まさ)
また、レジ袋を有償化するならそれはそれで良いのですが、従来の袋をそのまま有償化するのではなく、焼却しても有害物質の発生が少ない材料とか、或いは地中で分解され易い材料を使ったものに限定するとかすれば、少し懐は痛んでも環境問題に貢献できるという満足感はあると思います。
◆問題は、このようなレジ袋への対応ではなく、もっと大きな所にあると思います。
・家事を担当し始めて改めて驚いたのが、食品の包装に使用されているプラ製品の量の多い事です。
スーパーなどで販売されている殆どの食料品がポリ製品でラップされたり、或いはポリ容器に入っていたりで、都会に住む家庭から発生する食品包装の量は莫大です。
(大阪市内では週1回の回収ですが、我が家でも極めて多量のプラゴミが発生し、その量にはいつも驚かされます)
・これと比べれば、レジ袋の量などは微々たるものと言わざるを得ず(※)、本当に経産省の言うように“廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題への対応”を考えるのなら、微々たる量のレジ袋ではなく、食品だけやなく衣料品など各種製品の包装に使用されている莫大な量の袋やポリ製品の削減策を考えなければ本末転倒ということでしょう。
※経産省の資料などに拠れば、石油の用途は熱源(発電・暖房など)40%、動力源(飛行機・車両・船舶など)40%、そして石油化学原料(プラ製品・タイヤ・繊維など)20%とされていますが、原油及びナフサ輸入量に対するプラスチック製容器包装出荷量の割合は2.0%程度であるとされています。
◆レジ袋問題が経産省の言う通りに、“プラスチックの過剰な使用を抑制することで、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとする”という事であれば、プラ製品だけでなくて、現在社会の大いなる資源の無駄使いに対してもメスを入れるべきでしょう。
日本に於いて、生産・流通・或いは家庭から出る廃棄食品(所謂、食品ロス)は一説では年間600万トン以上とされ、その実態は判りませんが、何れにせよビックリするほどの量になることは疑いないでしょう。
この、資源が少なくて、輸入依存度の極めて高い日本に於いて、このような資源の無駄な消費を抑制することを先ず考えるのが政治の役目ではないでしょうか。
何れにせよ、経産省が主導した「レジ袋有料化」問題については、何れ近い内にその成果と効果の纏めが公表されることを望みます。(まさ)