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老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

心理効果・現象など  その②   ~恋愛などに関して~

2019年06月06日 23時00分11秒 | 法則/心理効果・現象など
 先ずは、恋愛などに関することを拾い上げて行きましょう。
それぞれに、思い当たる人も多いかと思いますが、これを上手く政治の面などでも応用する人が多いので要注意です。

<ハロー効果(Halo effect)>
 ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる(認知バイアス)現象のことで、後光効果とかハローエラーともいわれています。

 例えば、ある分野の専門家を専門外のことについても権威があると感じてしまうことや、外見のいい人が信頼できると感じてしまうことが挙げられる。ハロー効果は、良い印象から肯定的な方向にも、悪い印象から否定的な方向にも働きます。

 恋愛を含めて人間関係では、相手にどこか気に入った点があると、他の点でもプラスの評価をしがちなことで、昔からある“あばたもエクボ”という言葉が象徴しています。

<ゲレンデマジック>
 ゲレンデで、スキーウエア姿の人を実際より魅力的に感じたり、日常とは異なる状況・服装の人を、普段より魅力的に感じる現象です。
スキーに限らず他のスポーツの場面で多く見られますが、スポーツだけでなく、歌や色々な文化活動の場面などでもよく起りえます。

<真夜中のラブレター現象>
 深夜に異様にテンションが上がり、思っていることをすべて吐き出したくなる現象。
感情が高ぶった状態で書いた文章を翌朝、冷静になって見返すと、意味が通じなかったり、独りよがりになっていて恥ずかしい思いをしたという事は、多くの方が経験されたことでしょう。

 その理由については、夜間は昼間と比べて副交感神経が働き、理性よりも情動が優先されてしまうという説がありますが、アルコールには相乗効果があるようです。

 ラブレター(紙)に限らずメールなどもそれに当てはまり、私なども夜間にお酒を片手にブログの下書き中に良く経験しますので、政治などに関する微妙なニュアンスに関わる事項はできれば翌日に読み直すことを心がけています。

<ザイオンス効果(Zaionsu effect)>
 単純接触効果とも言われますが、人・物・思想などについて、初めのうちは興味がなかったり、苦手だったりしたものも、何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる、という現象です。

 恋愛においても、“押しの一手”というか、最後には熱意が勝るという事は多々見受けられます。(まさ)

<ロミオとジュリエット効果(Romeo-and-Juliet effect)>
 何らかの目的を達成しようとする際、平坦な道程よりは多少障害があった方が、逆に目的達成への情熱が湧くという現象を言いますが、主に恋愛などにおいて、障害があった方が逆にその障害を乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが高まる心理現象を指します。
(まさ)

心理効果・現象など  その①   ~はじめに~

2019年06月05日 19時36分01秒 | 法則/心理効果・現象など
 このブログでは、数回に亘り、色々な『法則』についてふれましたが、その「法則」とは一般的には「自然法則」と呼ばれる自然科学分野の裏付けされた法則ではなく、もっと俗人らしく、科学的な裏付けはないものの、経験的に事象間に一定の関係があると見なしている場合に、あたかも「法則」と感じるような類の『法則』です。

 ある意味では、主観的な判断で、別の人から見れば、ただのジンクスのように思われる場合があるでしょうが、一方でニンマリしながら“そうや、その通り!!”と同意する人も多い類の「法則」です。


 よく考えると、この種の事象は、法則という名でなくても色々な呼び方で研究対象となっており、特に心理学の分野では「〇〇効果」とか「〇〇現象」というような呼び方で、色々と研究が進んでいるようです。

 一部は『法則』の項で触れた事項と重複する所もありますが、日頃から私が目の敵のように取り上げている「現在バイアス効果」を含める“認知バイアス”なども含めて、明日から数回に分けて触れて見たいと思います。(まさ)

<この項は、下記などを参考にさせていただきます。
・「人を操る心理学効果14選【恋愛・ビジネス・教育現場でも役立つ!】 (https://hotnews8.net/human/psychological-effects)
・心理学で人を動かす6つの方法
(https://psychology-japan.com/influence-people.html)
・「認知バイアスとは」?人が間違いを犯す14の心理
(https://matome.naver.jp/odai/2141516713247249001)  
・WIKIPEDIA >

法則について その⑨ “法則”の補足 Part.2 

2019年04月28日 20時48分43秒 | 法則/心理効果・現象など
(昨年の夏から始めたこのコーナーに、久しぶりに一部追加です)

スポーツマンシップの法則
   ・スポーツマンだからと言って、スポーツマンシップを持っているとは限らない。
   ・健全なる肉体に健全なる精神が宿るとは限らない。
    
探し物の法則
   ・探し物は、最後に探すところにある。
 
本の中の探し物の法則
   ・前から探すと、後半で見つかる。
   ・後ろから探すと、前半で見つかる。
   ・右ページにあったはず、と思ってパラパラと探すと見つからず、結局左ページで見つかる。
   ・「確か印を付けたはず」と思って探すと、「印」は付いていない。

思いもよらない事態の法則
・思いもよらない事態は、必ず起こる。
・思いもよらない事態が起こることは予測できるが、その内容を予想することはできない(まさ)


<この項については、M.SHI氏(静岡県沼津市在住)の「科学的逍遥」やWIKIPEDIA、コトバンクなどのいろいろな資料を参考にさせていただきました。>

法則について その8 “法則”の補足 

2018年12月24日 20時36分09秒 | 法則/心理効果・現象など
 久しぶりに、「法則」の続きです。

(1)集団的知性
 集団的知性(英語:Collective Intelligence、CI)とは、多くの個人の協力と競争の中から、その集団自体に知能、精神が存在するかのように見える知性を言い、人間だけでなく細菌、動物、人間、コンピュータなど様々な集団の、意思決定の過程で発生するとされています。

 例えば、社会性昆虫と呼ばれるアリやハチなどや、魚の群れといった集団が、あたかも一つの知性を持っているかのように振舞うことが挙げられます。

 人間にとっては、「政党」がその好例とされますが、最近の我が国の政党の在り方を見ると、“集団的知性”には程遠く、“集団的愚性”或いは“集団的恥性”の方に傾いている様な気がするのは私だけではないでしょう。


 更に、この「集団的知性」という言葉を聞くと、M.SHI氏(静岡県沼津市在住)の「科学的逍遥」というホームページで、下記のような表現があったことを思い浮かべます。
◆おばさんの集団的知性の法則
・おばさんの集団は、一つの知性を持っているかのように行動する。
・しかし、その集団的知性のレベルは、平均的なホモ・サピエンス1個体の知性より劣る。

◆おっさんの集団的恥性の法則
・おっさんの集団は、一つの知性よりも恥性を持っているかのように行動する。
・そして、その集団的恥性のレベルは、その集団の全個体の恥性の合計値を上回る


 これに習うと、
●政治家の集団的恥性或いは愚性の法則
・政治家の集団は、世襲制を基盤として、次の選挙での生き残りを最優先課題として、有権者である国民の意向や、国の最高規範である憲法などないかの如く行動する。
・そして、その集団的モラルのレベルは、全国民のモラル基準から全くかけ離れたものとなる。

●日本の官僚の集団的恥性或いは愚性の法則
・官僚の集団は、国家・国民の将来よりも人事権者の評価を最大優先事項とする。
・そして、その集団の最大の行動指針は“忖度による出世”となる。

というようなことになるのでしょうか。


(2)人間分類の法則
人間は二種類に分けられる。了見の狭いやつと、極端に了見の狭いやつである。
(関連する法則)
了見の狭さと声の大きさは比例する(了見の狭いやつほど声が大きい)。


(最初に触れましたように、この項についてはM.SHI氏(静岡県沼津市在住)の「科学的逍遥」やWIKIPEDIA、コトバンクなどのいろいろな資料を参考にさせていただきました。)

法則について  その7 “パーキンソンの法則”

2018年11月16日 19時32分04秒 | 法則/心理効果・現象など
 高齢者の多くは「パーキンソン」と聞くと、難病に指定されており、手の震え・動作や 歩行の困難など、運動障害を示す進行性の神経変性疾患である「パーキンソン病」を思い浮かべられるかと思いますが、これとは少し違います。

 1958年、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンの著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則で、英国の官僚制を幅広く観察した結果に基づくもので、役人の数は仕事の量とは無関係に増え続けるというものです。

第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
というもので、これから展開して、
1)役人はライバルではなく部下が増えることを望む。
2)役人は相互に仕事を作りあう。
などとおいう現象があるようです。

第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
というものですが、これに関しては色々なバリエーションもあるようで、例えば、

◆コンピュータに関しては、
「データ量は与えられた記憶装置のスペースを満たすまで膨張する」ということになり、わかりやすく言えば、「どんなに大容量のハードディスクドライブを買っても、必ず満杯になり、満足できない」ということになるでしょうし、

◆より一般的には、「ある資源に対する需要は、その資源が入手可能な量まで膨張する」という形で述べることもできます。わかりやすい例を挙げれば、「どんなに大きな冷蔵庫を買っても、必ず満杯になる」というような内容で、身につまされる人が多いかとおもいます。(まさ)