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最後にホロリ(T-T)『プラチナデータ』by東野圭吾

2014年10月14日 | 小説レビュー
『プラチナデータ』by東野圭吾

~国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。
その開発者が殺害された。神楽龍平はシステムを使って犯人を突き止めようとするが、コンピュータが示したのは何と彼の名前だった。革命的システムの裏に隠された陰謀とは?鍵を握るのは謎のプログラムと、もう一人の“彼”。
果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。「BOOK」データベースより


東野圭吾第4段「プラチナデータ」を読み終えました。

長編なので、さすがに長々と起承転結の「起承」で引っ張ります(^-^;

しかし、「転」がきてからは、一気に読ませる筆者の筆力には相変わらず脱帽ものです。

ストーリー的には、「近未来(数年後?)そう遠くない未来には、実際にこういうことが起こってるやろな」と、いうお話です。

しかし、東野圭吾という小説家は、本当にストーリーをつくるのが上手です

「プラチナデータ」は、なかなか感情移入しにくいキャラ設定やったんで、中盤まではダラダラと読んでしまいましたが、クライマックスに向かっていく展開は拍手もんです!

そして、最後の最後で「ホロリ」とさせられましたし、読み終えたあとの充実感はかなりのものですよ。

★★★☆3.5です。