朝起きると太ももはパンパンに張っているし、左足の膝あたりには痛みもあり、4日間の酷使に休息を訴えていた。しかし、今日は10時から大阪市立大学附属植物園で行なわれる『かたの環境講座』の取材に出かけることになっていた。妻は「9:20に出たら間に合うかな」と訊いてきた。1日1万歩~2万歩を目指している妻にとって40分弱の歩きは当たり前と考えている。鉛のような足での歩きはまことに厳しかった。さらに、昨日とは違い、蒸し暑い!久しぶりに歩くことに苦痛を感じた。
植物園に到着した時はホッとした。2つの花が目に飛び込んで来た。
家の近くにもあって“ススキの親分”と呼んでいたのだが、植物園のものは2倍ほどでかく“パンパスグラス”という名札がついていた。
講座は全5回のうちの3回目で、テーマは『森の中でCO2を追いかけよう』となっていた。「これ以上森の中を歩き回ったら、足は限界になる!」と本気で思った。さらに、ほとんどが登り坂になる帰りのことを考えたら「厄日やなぁ」とつぶやいてしまった。
実際の講座は歩くことは少なく、中身も興味深くて良いものだった。
大阪市立大学大学院の植松千代美先生による講義。そして、地球温暖化の主犯格である二酸化炭素を植物が光合成によって、どれだけ吸収してくれているかを植物園のシンボルツリーであるクスノキを使って計算してみるということを試みた。
樹木の胸高直径と樹高から計算できるので、外に出て、簡易的に樹高を測る道具とメジャーを使いグループで測量した。
計算のため、室内に入る前に、光合成によって空気中の二酸化炭素の量がどのように変化するかということを、赤外線を使ったL1840という装置でパソコンにグラフ化して見せてもらった。
神戸大学の大学院生の方が説明してくれた。
空の状態では430ppmあった二酸化炭素がユリノキの葉を入れると吸収されていくのが、グラフが右下がりに変化することで実感できた。1分ほどで170ppmまでになったのには驚いた。箱には枯葉、きのこ、バッタなどいろいろなものを入れて二酸化炭素の量の変化を確認した。光合成によって取り込まれ、呼吸によって吐き出されるということが見事にでてきた。緑の大切さをあらためて思った。
最後に、クスノキの貯蔵している二酸化炭素の量を、直径と樹高から計算式にあてはめて計算してみた。測定値そのものがアバウトではあるが、7.7トンという値が出た。
足は棒のようになったが、60年にわたってコツコツと樹木の基礎データーを積み重ねていることを知り、市立大植物園は存続させていかなければいけないとも思った。
植物園に到着した時はホッとした。2つの花が目に飛び込んで来た。
家の近くにもあって“ススキの親分”と呼んでいたのだが、植物園のものは2倍ほどでかく“パンパスグラス”という名札がついていた。
講座は全5回のうちの3回目で、テーマは『森の中でCO2を追いかけよう』となっていた。「これ以上森の中を歩き回ったら、足は限界になる!」と本気で思った。さらに、ほとんどが登り坂になる帰りのことを考えたら「厄日やなぁ」とつぶやいてしまった。
実際の講座は歩くことは少なく、中身も興味深くて良いものだった。
大阪市立大学大学院の植松千代美先生による講義。そして、地球温暖化の主犯格である二酸化炭素を植物が光合成によって、どれだけ吸収してくれているかを植物園のシンボルツリーであるクスノキを使って計算してみるということを試みた。
樹木の胸高直径と樹高から計算できるので、外に出て、簡易的に樹高を測る道具とメジャーを使いグループで測量した。
計算のため、室内に入る前に、光合成によって空気中の二酸化炭素の量がどのように変化するかということを、赤外線を使ったL1840という装置でパソコンにグラフ化して見せてもらった。
神戸大学の大学院生の方が説明してくれた。
空の状態では430ppmあった二酸化炭素がユリノキの葉を入れると吸収されていくのが、グラフが右下がりに変化することで実感できた。1分ほどで170ppmまでになったのには驚いた。箱には枯葉、きのこ、バッタなどいろいろなものを入れて二酸化炭素の量の変化を確認した。光合成によって取り込まれ、呼吸によって吐き出されるということが見事にでてきた。緑の大切さをあらためて思った。
最後に、クスノキの貯蔵している二酸化炭素の量を、直径と樹高から計算式にあてはめて計算してみた。測定値そのものがアバウトではあるが、7.7トンという値が出た。
足は棒のようになったが、60年にわたってコツコツと樹木の基礎データーを積み重ねていることを知り、市立大植物園は存続させていかなければいけないとも思った。
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