素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

シャクヤク

2022年05月12日 | 日記
 門扉の前に置かれているシャクヤク、他の花に比べて存在感が違う。平安時代までに中国から伝わった薬草である。漢字では「芍薬」と書く。「芍」は「美しい」「あざやか」「はっきり目立つ」という意味合いなので「美しい薬草」ということか。収斂・消炎・鎮痛・抗菌・止血・浄血・抗痙攣作用がある。最近、少し強めにトレーニングすると夜に足がつって難儀することが増えた。芍薬のお世話になるかも。「花よりクスリ」である。

 また一説では、時代劇で女スリがよく使う手口「持病の癪が出て・・・」とうずくまる、腹部や胸部に発作的に起こる激痛に効くというので「癪薬」が本来の意味であるという。でも「癪」では風情がない。


 小野小町に熱心に求愛する深草少将。小町は彼の愛を鬱陶しく思っていたため、自分の事をあきらめさせようと「私のもとへ百夜通ったなら、あなたの意のままになろう」と彼に告げる。それを真に受けた少将はそれから小町の邸宅へ毎晩通うが、思いを遂げられないまま最後の雪の夜に息絶えた。という小野小町の百夜通いという話、中世以降、は小野小町の恋愛遍歴を象徴するエピソードとして民間にまで広く流布するうちに様々なパターンが出来上がっていったが、その中に、100夜をカウントしていく印に芍薬が登場していたことを知った。

 ☆キラキラしたいっ!☆(https://orionfdn.org/ononokomachi-densetsu/)というサイトがよくわかる。

 
 
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