素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

琴奨菊と稀勢の里

2011年11月21日 | 日記
 私が小2から中3まで過ごした鵜方は相撲が盛んな地域であった。小、中ともに立派な土俵があり、小学校の高学年では全校相撲大会、中学校でも学級対抗相撲大会があり盛り上がっていた。休憩時間にも砂場や教室の後ろで相撲をよくとっていた。先輩にプロの力士になった人がいて、当時“褐色の弾丸”と呼ばれ人気のあった房錦が挨拶に来るというのが町の話題となり、興奮してしゃべっていたことを覚えている。中学校にも場所前になると番付表が送られてきて、下のほうの細く小さな名前の所に赤鉛筆で線が引かれていて、なかなか上に上がっていかなかったことを覚えている。町では無敵でも上には上がいて、現実は厳しいものだということを教えてくれたし、いつしか町の話題から消えていった。

 今、交野市出身の新十両・勢(いきおい)が絶好調なので、地元出身力士の出世頭である隣町の寝屋川市出身・前頭1枚目豪栄道をおさえローカルニュースでよく取り上げられている。今日はまげを持つ反則技で9連勝をのがしたが、きっぷの良い取り口と面構えもの良さに将来楽しみな力士である。

 徐々に落ち着きを取り戻しつつある大相撲の中で、注目の的は琴奨菊と稀勢の里であろう。この2人が名実ともに2枚看板となる日が実現したら大相撲に向けられている厳しい世間の評価も大きく変わっていくのではないかと思う。2人の面構えが対照的である点が魅力である。特に、稀勢の里のようなタイプが貴重である。

 私が相撲を見始めた頃から振り返ってみると、柔剛の好対照な2枚看板を持った時、大相撲人気は上がるという傾向がある。

 柏戸と大鵬・玉の海と北の富士・輪島と北の湖・曙と貴乃花・朝青龍と白鵬などである。中学校の時は、安定した大鵬より強さともろさの同居した柏戸を応援していた。北の湖や朝青龍のふてぶてしさも魅力があったのだが、そういう力士は減ってきた。

 以前のように根気よく見ることはないが、すこし興味を持って眺めている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 成長した姿、見せていただき... | トップ | 昨日から突然体が動き出す »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事