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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

“心のすき間”

2012年08月03日 | 日記
 20年ほど前に藤子不二雄(A)の“笑ゥせぇるすまん”が流行った。藤子さんの作品の中では珍しいブラックユーモアの世界である。

 この世は
 老いも若きも男も女も
 ココロの寂しい人ばかり
 そんなみなさんの
 ココロのスキマを
 お埋めいたします
 いいえ
 お金は一銭も
 いただきません
 お客様が満足されたら
 それが何よりの報酬で
 ございます

 さて 今日の お客様は・・・・・
 と始まる。

『三匹のおっさん』の中の第六話の催眠商法を巡るテーマも“心のすき間”を埋めるということではなかったかと思う。

 “心のすき間”がほど良く埋まった状態で暮している時を充実した生活というのであろう。ガチガチに詰め込んだ状態になると余裕のない生活になってしまう。
 
 退職した多くの人の話を聞いていると“心のすき間”をいかに埋めるかということに腐心している。

 人間は意識、無意識関係なく“心のすき間”が生じると埋めようとするスイッチが自動的に入る。趣味、ボランティア、ペット、ゲーム、ギャンブル、酒、買い物、脱法ハーブなど人さまざまであろう。“心のすき間”に自身の生活をこわしてしまうようなものにはいりこまれないようにしたいものだ。

 喪黒福造に ドーン と指差しされて ホーッ ホッ ホッ ホッと笑われないためにも
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