大阪へ帰る

　ロンドンオリンピックが閉会した。開会式に感じた以上に閉会式ではショー化の過剰を思った。叔母に「東京オリンピックの閉会式が良かった！覚えてる？」といわれたが、記憶に残っていない。48年も前のことになったんだということのほうが感慨深かった。

　両親とも思っていたよりも元気であったので、渋滞を避けるために早めに出発することにした。午後になると内宮、おかげ横丁に行くための車で大混雑になることが予想できた。内宮前の交差点はもう少し改善しないとシーズンの時は本当に難儀する。

　昼前に通過したが、反対車線はすでに伊勢自動車道の伊勢西ICまで車の列ができていた。伊賀の道の駅に立ち寄って昼食をとったが、ここも超満員、うどんとラーメンに注文から20分ほど待たされた。客の注文を必死でさばいていく厨房の様子を見ていると人間追い詰められると動きに全く無駄がないと感心してしまった。

　18時10分にテレビのスイッチを入れると久しぶりに「ニューステラス関西」の松葉アナウンサーがあらわれた。オリンピック放送が続いた後だとしっとりと落ち着いた感じがして「ああまた普通の生活が始まる」とホッとした気持ちになった。

　この1週間余りで高松、琴平、松山、志摩へと動き、たくさんの親類縁者の方々とお会いして話をした。考えさせられることも多くあった。