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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

孫はかすがい・満月を見ながら走る

2011年08月14日 | 日記
 例年であれば志摩の実家に帰るのだが、今年は同窓会や四国の義姉の初盆などのため日程を変えたので、めずらしくこの時期に大阪にいる。そこで、孫の誕生日が8月12日なので今日の昼、みんなで集まって食事をしようということになった。久しぶりに長女の一家3人と長男、次女の5人が顔をそろえた。昔は“子はかすがい”と言ったが我が家では“孫はかすがい”と言える。

 昼食の後は、恒例の蝉取りである。我が家の虫取りのお相手は妻である。炎天下のもと2人は意気揚々と出かけていった。残った私と娘はこれから起こるであろうことが言わなくてもわかるので顔を見合わせてため息をつく。

 40分ほどしたら「暑い暑い」を連呼しながら帰ってきた。籠の中には10数匹の蝉が重なるように入っていて鳴くのでにぎやかなことこのうえなし。テレビの音もよく響く蝉のコーラスにかき消されるほどである。「ストレステストやと思ったらいい」とテレビを見たり、本を読んだりを続ける。

 1時間ほど我慢すれば、必ず「蝉を逃がそう」と言い出すのはわかっているので待つ。先に「逃がそうか?」と声をかけると「いや」と返してくるので黙るが勝ち。

 予定通り「もう、逃がそう」ときたのはいいが、2階の窓からという指定。前回同様、逃がされた蝉どもは飛んでいかずに、網戸にへばりつく。そこで夜まで鳴くので室内ではないが、違ううるささがある。

 これで“蝉取りの儀式”は完了となるので満足して帰って行った。

 孫を相手にしていると運動不足になる。夜になると風がでてきたので走ることにした。アスファルトからの熱はあったが風があるので満月を眺めながら1時間余り気持ちよくジョギングすることができた。途中で“ツクツクボウシ”の鳴き声を初めて聞いた。この鳴き声を聞くと夏の終わりを感じる。
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