かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

名古屋大学医学部付属病院門・外塀(昭和区鶴舞町)

2008-02-16 | まちかどの20世紀遺産

鶴舞公園の北側に道路を挟んで、名古屋大学医学部付属病院があります。
病院の建物はすべて建て替えられましたが、大正時代の門と外塀の一部が当時のまま残っています。
新しい現代的な病院建築の一角に、時代の記憶をとどめる唯一の遺産で、国の登録有形文化財に指定されました。


◆西側(鶴舞駅寄り)の門 大正3年(1914)/昭和5年改修
 花崗岩の門柱と、その上の土星のような球体をあしらったアイアンワークが面白い。



◆東側の門 西側の門と同様のデザイン



◆鶴友会館前の門と外塀
 釉薬仕上げのスクラッチタイルとテラコッタ装飾は、昭和5年改修時のもので、現在も当時の質感を保っています。