塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 内閣文庫 歴史課事務章程

2018-05-29 02:47:37 | ミュージアム巡り_2020
 次の書は、明治6年(1873)に制定された「歴史課事務章程」。
これは図書掛の職務として、内閣の図書類の管理と出納の決ま
り事が記されている。

 もう1書、こちらは明治16年(1883)5月、太政官文書局記
録課が作成した上申書で、”太政官に文庫を設置すること”が
記されている。

もう1書、こちらは太政官文庫の新設にかかる見積書で、宮内
省より借用した土地に総工費9,034円をかけ、木造2階建ての
書庫1棟、事務棟1棟が明治17年に建築されている。
国立公文書館(千代田区丸の内公園3-2)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミュージアム巡り 内閣文庫 民安占子家地処分状

2018-05-28 03:12:11 | ミュージアム巡り_2020
 次の書は、東大寺文庫のうちの「民安占子家地処分状」で、こ
れは延喜9年(909)、民首安占子という人が娘達に家地を分け与
える旨を記したもので、中央に手印が捺されているのは文書の内
容を保証するため。
 明治政府は古書や古文書の収集に力を入れ東大寺文庫や大乗院
文庫、また高野山釈迦文院旧蔵の漢籍、近江の豪族・朽木氏や室
町幕府の政所・蜷川氏家伝の古記録類等を内閣文庫に収めている。
 さらに英・米・仏各国の法律書などの洋書、各官庁の出版物や収
集資料なども内閣文庫に組み入れられている。
国立公文書館(千代田区丸の内公園3-2)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミュージアム巡り 内閣文庫 経脈図説

2018-05-27 04:22:00 | ミュージアム巡り_2020
 漢方医学では”気”が体全身を巡り流れるルートのことを経絡
と称し、この経絡にある数100箇所の経穴が病気の診断や治療の
ツボとされてきた。
 次の書は「経脈図説」で、体内を巡る経絡と多数の経穴の位置
を江戸時代前期の医者・夏井透玄が図で示して解説している。そ
の跡を継いだ玄碩が備考と摘要を加えて完成させている。
 元禄16年(1703)刊行、全7冊、医学館旧蔵。
 幕府医官・多紀氏が明和2年(1765)に創設した私塾・躋寿館が
寛政3年(1791)に幕府直轄となり医学館と改称。同館の蔵書は
多紀氏歴代が収集、校訂しており、同館文庫が明清医学書の宝庫
といわれている。
国立公文書館(千代田区丸の内公園3-2)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Weekendの麺処巡り NOODLE MEISTER 源九 で 特製貝出汁塩

2018-05-26 14:15:29 | 麺_2020
 九段北1丁目にプレオープンの麺処があるので伺いました。そこ
は「NOODLE MEISTER 源九」。正式のオープンは来週28日(月)だ。

 開店時の20分前に店頭に到着すると、店内から店主さんが出て
こられ、“どうぞ、中に入ってお待ちください”と声をかけられた
ので遠慮なく入店。

 仕込みは既に終わってるので、時間になるまで麺話で盛り上がり
ました。店主さんは某店で数年間の経験を積み、その後、いろんな
お店の食べ歩きと麺の専門学校で基礎を学ばれたとか。

 プレオープンなので券売機は使えず、口頭注文、前払い。特製貝
出汁塩ラーメン800円(正式オープン後は1,000円)をコール。

 登場した一杯、ピンクに染まったレアチャーシューに白い鶏チャ
ーシュー、緑の三つ葉がワンポイント。見た目でも旨味を感じてし
まう表現力が素晴らしい。
 注目のスープは、東京湾最奥の三番瀬で獲れた蛤に浅利と帆立の
出汁に、道南産の真昆布出汁が組み合わされ、ぬちまーすの塩と愛
知・七福有機白醤油のタレが加わったもので、口に含み舌の上で転
がし遊ばせ砕いて香りを愉しむ。
 蛤やそれぞれの貝の食材に潜むエッセンスがうまく抽出され、高
揚感をさらに高めてくれる。旨味がほとばしるというのはこの事か。
それに煮干しが旨味を昇華させている。これは旨い。

 朝の打ち立ての自家製麺は、喉ごしも良くこのスープにピタリと
マッチ。それぞれの具もひと仕事が加わり、この逸品の脇を持ち上
げている。
 旨いものを頂いた後は、心が豊かになった気分だ。ご馳走様。

NOODLE MISTER 源九
千代田区九段北1-8-3 TEL.03-6265-6513
11:00〜22:00 日曜定休日

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミュージアム巡り 内閣文庫 論語集解

2018-05-26 05:09:17 | ミュージアム巡り_2020
 こちらの書は、中国・三国時代の「論語」の注釈書「論語集解」。
 魏の何晏が記しており論語の注釈書としては最古のもの。これ
をさらに解説したのが梁の皇侃が記した「論語義疏」で、後に宋
の邢昺が改訂して「論語正義」を記している。
 全5冊、昌平坂学問所旧蔵。
 昌平坂学問所は、寛永7年(1630)に林羅山が上野・忍岡に書院
を開き、元禄4年(1691)に湯島の地に移り、寛政9年(1797)に
幕府の官学となり学問所と改称されている。
国立公文書館(千代田区丸の内公園3-2)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする