塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り グルメが彩る 今昔物語集 蛤

2021-02-08 05:45:56 |  ミュージアム巡り_2021
 貴族から庶民まで幅広い階層の人々の逸話を集めた逸話集「今昔
物語集」(成立:平安時代後期、編者:未詳)で、およそ1,000話を天
竺・震旦・本朝(インド・中国・日本)の3部構成に分けてある。各説
話が“今は昔”で始まることからこの書名がついている。

 内容は、ある男が浜辺で海草の海松の房のついた美しい蛤を手に
入れる。男は蛤を妻の元へ贈ったつもりが、誤って元の妻の元に届
いてしまう。

 それを知った今の妻は、食べたかったと悔しがり、元の妻は美し
い和歌と共に送り返されてくる。男は元の妻の貴賓を思い知り、元
の妻のもとへ帰って行く。
NAJ(千代田区北の丸公園3-2)

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