塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 茶の湯2 丹波イッチン埦

2017-02-21 05:38:52 | ミュージアム巡り_2017
 続いては、市野雅彦(1961〜 )さんの「丹波イッチン埦」(2016、
陶器、TEA BOWL、TANBA WARE)。
 市野さんは兵庫県篠山の丹波焼窯元の生まれで、幼少の頃より土
いじりで育つ。平安時代より続く丹波焼の伝統を継承しながら、独
自の意匠をこらした作品を生み出してきて“丹波の異才”と呼ばれて
いる。
 この作品、一見するとコーデュロイの畝目を感じ陶器であると思
わなかった。イッチンというのは丹波焼の徳利にイッチン技法が使
われており、丹波の土に線状に乗せていく技法だとか。ここにも伝
統の技法を施した創作が生み出されている。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1−1)

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