塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 茶の湯2 志野茶碗 氷梅

2017-02-12 04:39:20 | ミュージアム巡り_2017
 今年の年始め、千代田区北の丸公園にある東京国立近代美術館工
芸館を訪れた。2月19日まで開催されている「近代工芸と茶の湯2」
の展示物を鑑賞した。

 日本古来の工芸の中で、茶の湯との関わりのウェイトの大きいこ
とが挙げられる。茶の湯の器には造り手の想いや使い手の見立ての
中に、独自の造形や意匠が脈々と流れている。

 展示されている作品は、近代から現代までの作家の表現が垣間見
られ、それぞれで堪能できた。
 まず最初の作品は、荒川豊蔵さん(1894〜1985)の「志野茶碗
氷梅」(1970年、陶器、Tea bowl、Kooriume、shino type)。

 荒川さんは岐阜県多治見市出身の美濃焼の陶芸家で、桃山時代の
志野に惚れ込み、古志野の筍絵陶片を見つけた牟田古窯跡がある場
所に窯を造り、その再現に尽くされている。
 古志野の肌目が良いなあ。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1−1)

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