二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

笑顔に心をこめる

2008年12月22日 | 経営って何?!
経営、人生、健康の観点からみても”笑顔””笑う””ほほ笑む”ことは、すべてを前向きに変えてくれるパワーのように思います。

◎笑顔にも実は技術が必要
オーストラリアに行った時の話です。オーストラリア人はフレンドリーだと聞いていたので、私自身がフレンドリーであろうと、笑顔を心掛けました。

朝のウォーキングでは、すれ違う人ごとに微笑みかけました。ところが、現地の人たちは微笑み返してくれません。
「おかしいな。オーストラリア人はフレンドリーじゃなかったの?」
怪訝に思いながら部屋に帰ったのです。その後、ふと気になって鏡を見て微笑んでみると、私の顔はまったく微笑んでいなかったのです。気持は微笑んでいるつもりなのが、表情に出ていなかったのです。

そこで私は鏡の前で笑顔の練習をしました。何度も何度も大げさなくらいに、表情の練習をしました。誰かがそれを見ていたら、さぞ不気味だったことでしょう(想像しないでください!)。
そして翌日。
すれ違う人に、にっこりと微笑んでみました。すると、相手も笑顔を返してくれたのです。
「トレーニングの甲斐があった!」
私は途端にハッピーになりました。

日本人は会釈の習慣があるため、微笑むことに慣れていない人が多いようです。おまけに凹凸の少ない顔は構造的に見ても、笑顔になりにくいそうです。確かに外国人は頬骨が高く、口の両端を少し上げただけでも笑顔に見えるのです。

あなたの笑顔も、人から見たら微笑んでいないように見えているかもしれません。

鏡の前で微笑んで、他の人からわかりやすい笑顔で練習してみましょう。誰でもできそうな笑顔ですが、実は少しだけ技術が必要なのですね。

『関心力 「お客様目線」から学んだ成功の法則』 井上富紀子 著


表情に関わる筋肉は、顔面・頭部あわせて片側に20個ほどあります。左右合わせると40にもなります。その筋肉が表情を作ります。その中でも、笑顔は口や目周囲の細かい筋肉を最も動かします。

筋肉を動かすということは、神経が活発に働き、顔面は血管が豊富なので血液の循環が良くなり、リンパの流れも良好になるということです。「顔色をうかがう」と言われますが、人の感情の状態により顔の血液循環が変化するということです。

さらに顔面から頭部にかけては、胆経、三焦経、小腸経、膀胱経、胃経、大腸経などの経絡(気の流れる経路に鍼灸でいうツボが配置されている)、あるいは、体の表裏の中心を流れる任脈、督脈という経絡も通っています。それらの循環も良くなり、気の流れが良くなる=分が良くなり、力が湧いてきて、愛(合)が入り、周囲の雰囲も良くなるということですよ~

西洋医学的にも、東洋医学的にも、笑顔によって顔の筋肉を動かすことは、心身にとって良いことであり、健康の秘訣とも言えるでしょう。

また、人の第一印象の大部分は視覚がもたらすと言います。苦虫をつぶしたような顔をしている人より、笑顔、それも心から笑顔が出ている人の印象がよいのは当たり前ですよね。

人生、常に勉強、そして向上心を持って事にあたる。自分ができていると思ってしまって進歩は停滞します。自分をチェックし鍛練することが大事ですね 笑顔においてもです

二葉鍼灸療院 田中良和

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4 コメント

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Unknown (宥伽)
2008-12-22 23:49:39
鏡に向かってニカって笑ってみました。
最近、重力に負けている自分の笑顔をひしひしとかんじます(^^;)

お客さん相手だと力みもなく笑えたりしますが、なんの不平不満もなくデスクに向かってカチカチパソコンを打ってただけなのに、スタッフさんから「暗いよ」って言われて、意識してないときはわたしって表情ないのかぁって驚いたことがあります。

また、スーパーのレジに並ぶとき、笑顔で応対している人を自然と探してます。わたしも逆の立場で笑顔で選ばれたら嬉しいなぁ、なんて思うんですけど、これがなかなかできてないんですよね~。
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こんばんは (おむぅ)
2008-12-23 02:36:43
僕はかつて会社員として働きながら転職しようと思って公務員試験の勉強をしていました。
そのストレスのせいか心臓に圧迫感が出ました。
そこで一時勉強をやめたら心臓の圧迫感はなくなりました。
そこでまた勉強は始めたら今後は心臓がモヤモヤして気持ち悪くなりました。
ほかにも首筋の左側がモヤモヤしたり背骨の左側がモヤモヤしたり体の左側全体がモヤモヤしたりします。
左の睾丸に激しい痛みが出たこともあります。
今でも時々心臓のモヤモヤは出ます。
鍼灸師の先生にこの症状のことを言ったら「それは東洋医学的には体の左側、とくに心臓の血流が悪くなっているのが原因です。心臓のモヤモヤをうったえる人はけっこういますよ。でも病院へ行ってもストレスですねとか言われて病名はつかないんですよね」と言われました。
田中先生は僕のこの不思議な症状をどう思われますか?
またどうすれば治るでしょうか?
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ありがとうございます (二葉院長)
2008-12-24 19:06:46
宥伽さん ありがとうございます

写真で何度かお顔を拝見させていただいていますが、宥伽さん、なかなかいい笑顔ですよ!

笑顔は人間関係を良好にする大切なものです。確かに自分から発するのですが、相手と対しているその時の顔って自分では分からないですよね。そう考えると、笑顔も相手のためにあるんですね。そうしていると笑顔が笑顔を運んできてくれると思うんです。

宥伽さんも大丈夫ですよ。いい笑顔です!!!

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お返事遅れました (二葉院長)
2008-12-24 19:34:48
おむぅさん ありがとうございます。

体は神秘的です。そして、おむぅさんの症状は何も不思議ではありませんよ。

まずは公務員試験のこと、そして仕事をしながら…というわだかまりを捨ててください。その時、頑張った自分を褒めてあげてください。頑張りすぎたんですよ。頑張れること、努力してきたことは決して無駄ではないし、そんな、おむぅさんは素晴らしいと思いますよ。

身体症状ですが、左首のモヤモヤ感、心臓のモヤモヤ感、左睾丸の痛みなど左側に症状が出ているということですね。まず、首と頭のつなぎ目(上部頸椎)、そして、骨盤の関節(仙腸関節)のアンバランスが考えられます。そこから副交感神経が各体の部位に神経を出す出所なんです。また、解剖学的にも上部頸椎では脳幹が近く、仙腸関節では重力が調整されたり、骨盤の中の内臓にも影響を及ぼします。この二つが症状と大きく関わっているのではないかと思います。

そして冒頭言った、こだわりを捨てるということ。脳の深いところで感じる情動(怒り、悲しみ、喜びなどなど)をコントロールするころが大切です。

まずは、きつくない運動を続けてください。息を止めるような激しい運動は避けてください。そして、腹式呼吸、胸式呼吸に限らずゆ~~~~~っくり呼吸をしてください。横隔膜を動かすことによって、腹部の陰圧が上がり、深部筋が刺激されます。その周辺にある副交感神経や迷走神経の集まりである太陽神経叢が刺激され、気持ちも落ち着き、腸の運動も活発になります。

そして、食べ物は両アゴでしっかり噛んでください。アゴの関節は頸椎の2番目と連動しているので、片噛みは、筋肉をアンバランスにします。

東洋医学的には、おむぅさんを直接診ていないので何とも言えません。総合的に判断するのが東洋医学的な診方ですから。

治すというより、体の声を聞き、寝る、起きる、動く、食べる、排泄する、笑う、感動する、息をする、楽しいことを考える、など生活習慣をできることからでいいですから、小さなことでもいいですから、変えていってください。体を声を聞いてあげて、心身を労わってあげると、きっと良い方向に体が修復にむかってくれますよ。

体は神秘的です。
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