二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

一年の長短は「こころ」が決める

2009年11月18日 | 言葉のちから 心のちから
今年も早いもので、も~いくつ寝るとお正月~というところまで来ましたね。

患者様とお話していると、「今年もあっという間だったな」「毎年、一年が早く感じるね」「子供のころはもっと時間がゆっくり過ぎたと思うけど~」などのお話をよく聞きます。

時間は同じように過ぎているのに、どうして子供のころと大人では感じ方が違うのでしょうか。また先進国に住む人と、アマゾンなどの奥地で自然とともに生活している人でも時間の感じ方が違うと思います。何がそれを決めるのでしょうか。脳の機能なんでしょうかね。でも~何でも科学的に解かないほうが神秘的でいいのかもせれません…と思うのですが

≪怠けて過ごしていると、短い冬の日でも、なんと長いことか。勤めに励んでいると、長い夏の日でも、なんと短いことか。
この長い短いは自分の心持ち次第であって、日そのものにあるのではない。
また、何かを楽しみに待っている一年は、なんと待ち遠しいものか。何も待つことのない一年は、なんと速く過ぎていくことか。この久しい速いは心持ち次第であって、年そのものにあるのではない。≫

『佐藤一斎 一日一語~言志四録を読む~』 渡邉五郎三郎 監修


自分の心の持ち方次第で「時間」というものの感じ方が違ってくるんですね。一人一人の生活は百人百様ですから同じ計算はできませんが、心がどんな状態にあるか、心が何に向かっているかで、一年が充実したものになるか、一日を一生として歩めるか、「今」を幸せ~と捉えることができるかが決まるんでしょうね

虎(寅)の遠吠えが聞こえてきますが、牛のようにゆっくりと一歩一歩、大地を踏みしめ、これからも忙しい日々が続きますが、楽しんで進んでいきたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和

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