秋の北信越地区高校野球石川県大会 報告の続きです。
第127回北信越地区高校野球石川県大会 ~準決勝~ 平成24年9月29日 石川県立野球場
天気:時々
星 稜 遊学館(ゆうがくかん)
遊学館 200 000 010 3
星 稜 101 000 002x 4
この日も診療があるため試合を観に行くことができずラジオ聴戦でした。この試合、1回、キャプテンで好守のショート北村の守備のミスが相手の先制点に繋がるという嫌な立ち上がりでした。しかし相手もまだチーム作りがうまくいっていないのか、チグハグな攻めや守備のミスが目立ち7回まで2-2という接戦でした。お互い様のような試合で、流れがなかなか動かないのがラジオを聴いていてもわかりました。
8回に相手に1点追加されました。相手投手の足が痙攣し選手交代というハプニングはあったものの、9回裏、星稜はランナー2・3塁というところで、初回にミスで失点に繋げてしまった北村に打順が回り、最後はキャプテンが試合を決めるSAYONARAタイムリーで接戦に幕が下ろされました。劇的です。そして、今年のチームはそんな力と言うか、運を引き寄せることのできるチームであると感じました。ここ最近、こんなゲームありませんでしたからね。星稜8安打、遊学8安打。室木(5 1/3)-畑中(2/3)-岩下(3)のリレーでした。
また、選手たちは夏の石川県予選決勝で悔しい思いをしましたので、そんな思いも彼らを土壇場で突き動かす原動力となったのでしょうね。
試合を経験するごとに、それぞれが、それぞれの立場で仕事がきっちりできるようになってきています。甲子園で勝つチームになるためにはまだまだ改善点はありますが、着実に力をつけてきている感じはあります。まあ、人生と同じ常にいい波ばかりではないですけどね。
選手を治療して、またその中で話をしながら思う事は、野球や自分のプレーに対する自覚がより強くなっているということです。特にピッチャーです。言葉の端々、表現にそれを感じるわけです。そんな空気もあるわけで、そんなことがマウンドへ上がって大きく見える、いわゆるオーラのようなものの一要素になっていくんでしょうね。
第127回北信越地区高校野球石川県大会 ~決 勝~ 平成24年9月30日 石川県立野球場
天気:のちそして台風日本列島通過中
星 稜 金沢学院東(かなざわがくいんひがし)
星 稜 000 323 010 9
金 東 000 010 030 4 星稜高校 秋の北信越地区石川県大会 16回目の優勝
春・秋北信越地区石川県大会あわせて 32回目の優勝
折しも台風が日本列島を通過中という日に決勝戦が開催されました。試合終了後はどしゃぶりの雨でした。私は(社)全日本鍼灸学会第30回中部支部学術集会での実行委員&発表&急遽座長などがあり、この試合も観ることができませんでした
金沢東とはシード校決めの最終戦に試合をしました。バランスの良いチームという印象がありますね。中盤、星稜の安打に加え相手のミスや死四球なども助けとなり、大量点をあげ試合を決めました。星稜13安打。北村、鹿屋、丸山中心に機能している打線がいい形となり今大会に力が発揮されました。その他の選手も自分の仕事をしっかりやってきた結果が優勝だと思いますね。北信越本大会ではさらにレベルの高い打撃を見せて欲しいです。
投手は岩下(5)-加藤(2)-畑中(1/3)-室木(1 2/3)と繋ぎ勝利をものにしました。今年の強みは継投ができること。もちろん完投能力も十分にあります。決勝戦は被安打12とやや多く、終盤は相手の主軸にホームランを打たれるなど、課題はありますが、林監督の投手陣を上手く活かした起用方法とそれに選手が応えている感じがよく出た大会だったと思います。こちらも本大会では、さらに期待したいと思います。
ちなみに北信越大会への出場校は…
(新潟県) 日本文理・新潟県央工業・五泉・新潟明訓 ※開催県なので4校出場
(長野県) 佐久長聖・上田西・松商学園
(富山県) 富山第一・高岡商業・新湊
(福井県) 敦賀気比・福井商業・春江工業
です。
星稜は13日に三条機械スタジアムで富山県第3代表 新湊高校と、金沢東は同日、鳥屋野野球場で福井県第3代表の春江工業高校と、遊学館は、同日、金沢東と同じ球場で富山県準優勝校の高岡商業高校と対戦します。
頑張れ星稜 陸の帝王~星稜
私も明日から現地に入りし、トレーナー活動で選手をサポートしてきたいと思います。
星稜ファンの皆さま、応援よろしくお願いいたしま~す