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二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

どんな種を蒔いていますか!

2009年05月29日 | 言葉のちから 心のちから
新緑が日に日に深まり、気持よくなってきましたね~
天気は不順ですが

≪哲学者ベンサムは、次のように信念を抱いていました。

「人間は他の人にいろいろなことをしてあげればあげるほど、自分も幸せになれる」

思いやりは次の思いやりを呼び覚まし、惜しみなく愛を分かち与えれば、それだけ自分が幸せになれると考えたのです。親切な言葉をかけるのにお金はいりません。やさしい言葉は、話しかけている相手だけではなく、言っている当人にも親切な行動を促します。

もちろん「いくら努力しても自分の善意が相手にとって何の役にも立たない」という場合もあるでしょう。好意にあふれた行いが空振りに終わり、報われないこともあります。
しかし、たとえ相手に感謝されなくても、自分が蒔いた”善意の種”のいくつかは、必ず肥沃な地面に落ちて、他の人の心に愛の精神を芽生えさせます。やがてその芽は成長し、どの枝にも幸福という果実を実らせるにちがいありません。

ある人が、まわりの人たちみんなに可愛がられている一人の少女に向かって、
「なぜ、みんなおまえをそんなに愛するのだろうか」
と聞きました。すると少女はこう答えました。

「きっと、私がみんなをとっても愛しているからだと思うわ」

私たちの幸福は、自分が愛しているものの数。または自分を愛してくれるものの数によって決まります。どんなに出世しても、すべての人たちへの、あたたかい愛情が伴っていなければ、決して幸福とは言えません。≫

『品性論』 サミュエル・スマイルズ 著  本田 健 訳


ヒマワリの種からはヒマワリの花しか咲きません。
ヒマワリの種からチューリップの花を望んでも無理ですよね。当り前か

いやいや、これ人生の種まきも一緒なんですよね。人も自然の一部ですから。

時間は流れ変化しますが、自分の身体も昼夜関係なく刻々と変化しています。ヒトの身体の、外界、内界の環境に合わせて”バランス調整する力の妙”には摩訶不思議で、神秘的なことが広がっています。

同様に、心の状態もしかり

人間が活動する限り、”心を伴って”他人とコミュニケーションをとったり、仕事をしたり、遊んだり、日々の生活を営んでいます。

心も刹那、刹那(瞬間、瞬間)、常に変化していきます。
心の移り変わりを、把握し、自分のものにできれば、自分らしい、希望にあふれ、豊かな人生を送れることにも繋がるでしょう。

一日の変化の中で、思考、言葉、行動、どんな種を自分の中に、自分の周囲に蒔いたらいいのでしょう。その種は必ず芽を出し、葉をつけ、茎を伸ばし、花を咲かせ、実をつけ、そして、また種をつくります。

さて、どんな種を蒔いていこうかな~
どんな素晴らしい花が咲くか、毎日が楽しみですね。

二葉鍼灸療院 田中良和