雪の降った日、一番町にある「いりたてや」さんでココア焙煎講座を受講してきました。
焙煎・チョコレートを極める意図はなく、興味です。
カカオの知識、歴史などの話もありとても面白かったです。
カカオといえばガーナのイメージが強いですが、世界一の生産国はコートジボワール。
ガーナは2位。カカオの起源は中南米ですが、現在はほとんどは西アフリカに集中。
産地はカカオベルト赤道を挟んで北緯20度から南緯20度(コーヒーは25度だそうです。)
年間平均気温が27℃で気温差が小さく年間降水量が1000mm以上とかなり条件が厳しいのです。
こちらが焙煎前のカカオ。アーモンド大の大きさ。
ガーナチョコレートにプリントされているのはカカオボットというそうで、その中に果肉と種がはいっています。この種がカカオ。種そのものをつかうのではなく、果肉と種をとりだして、はこなどに詰めて発酵させたものがこの状態。種は発酵によって死滅して発芽しなくなります。さらに乾燥させて輸出されます。
うんちくはこのくらいにして、さて焙煎。コーヒーとちがって120℃くらいで6-8分焙煎。
1ハゼのようなパチパチ音がするくらいでロースト終了。
この焙烙はコーヒー用より大きく、100g焙煎しました。
焙煎終了。冷やしています。
ここで皮をむきます。すると真っ黒いカカオニブ登場(写真無し)。
カカオニブを強力なミルでがりがりと混ぜます。これは途中。
油分(カカオ脂)が多くてあっという間にどろっとなります。
さらに15分くらい回し続け、とろとろとなったら砂糖を入れ混ぜます。
肝心なところは作業に集中しすぎて写真がなくすみません。
最期に型に流して冷やせば出来上がり。
テンパリング無しですが、つやつやにできます。
テンパリングしていないため、溶けやすいとのことです。
また、市販のチョコレートは粒を20ミクロン位にしているので、なめらかなですが、
若干ざらっとします。しかし、許容範囲のざらつき。
興味のあるかたはどうぞ。月数回講習会があります。
https://www.instagram.com/iritateya_sendai/?hl=ja