お菓子の日記

日々つくっているお菓子の日記です。

ティ・ヴェール

2011-08-30 21:58:13 | 実験室

 

抹茶のババロアの復習。

レッスンでは、持ち帰り時に流れ出さないようにシャルロットのように仕上げました。

本来はビスキュイを短くして、仕上げるとのことでしたので、作ってみました。ムースフィルムを巻いてあるので、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ビスキュイがちょうど、花壇の低い柵のようになっていて、あくまでも主役はムース。

このムースは、ビスキュイも抹茶入り。ムースも抹茶たっぷり。上掛けの抹茶クリームはお濃茶をいただいているようです。12cm2台でお抹茶1袋ほとんど使いますから、まさに抹茶ずくし。色の濃さで、抹茶の量がわかるかと思います。

 

ところで、このケーキを、お友達の家にお届したのですが、冷やし固め方が足りなかったようで、表面のクリームが流れて、表面が渦巻きのような模様になってしまいました(-_-;)。

やはり、持ち運びするときは、シャルロットのようにするか、ムースの入れ過ぎに注意ですね。反省


雑読

2011-08-29 00:37:03 | おすすめの本

 長期の休みに入ると、若干雑用が減るので、まとまった時間、本を読みます。本が好きというより、活字中毒に近いですね。現実からの逃避もありますが。。。苦笑

石井桃子さんが100歳を目前に、半世紀ぶりに改訳されたアメリカの名作。
『百まいのきもの』から『百まいのドレス』に生まれ変わったそうです。
このものがたりは、貧しいポーランド移民のワンダという少女をめぐる、人々の
間の差別や心の葛藤を描いたおはなしです。

アメリカのお話やジョークのなかには、ポーランド移民が出て来ますが、移民のなかでも東欧のポーランドは貧しさの象徴なのでしょうか。物語もさることながら、根深い差別のようなものを感じてしまいました。

日本人のファンタジー。

一本の鍵に導かれて「向こうの世界」に関わりを持った昇は、闇と恐れに閉ざされた城を解放する戦いに挑みます。
それはまた、失踪した父を取り戻す戦いでもあるのでした…。

10歳の少年昇が主人公jなのですが、出てくる場面設定が、自宅と学校なので、日常から離れたい私としては、最初物足りなかったのですが、読み進むにつれ、場所・時間か重層構造になっていて楽しめました。 

ファンタジーといえば、こちらも3度目ですが、読み返し。。。読みやすいので、この後の3,4巻も一気に読みました。外伝も出ていてます。 上橋さん、次はどんな物語を創造しているのでしょうか。楽しみに待ってます。

トムハンクスがラングドン教授を演じる映画「ダヴィンチコード」・「天使と悪魔」でおなじみのダン・ブラウンの新作といっても2年ほど前に出ていたようです。図書館で見かけて借りてきました。相変わらずの、スリルとサスペンスですが、今回はフリーメイソンが主題。宗教に疎いのですが、もっと深く知っていれば、もっと楽しめるのだと思いました。

 もっと軽く読める、浅田次郎や山田智彦・江上剛なども読んでます。銀行や企業の再編など興味深いですが、事実は小説よりも奇なりだったりするのかな、と思います。

浅田次郎さんと言えば、最近「日輪の遺産」が映画化されたようですね。巨額の埋蔵金がかくされているという話なのですが、前に読んだ時に、親類が住んでいる実在の場所が出てきたので、一瞬ながら「えっ、ホント?!」と思ってしまいました。話にはいりこみすぎ。浅田さんの小説は、人を引き込む魅力を持つものが多いですよね。

夏休みも終わりましたし、大分朝晩も涼しくなってまいりましたので、そろそろ現実にも目をむけて頑張りましょう。


伊太利庵KOSETSU

2011-08-28 12:57:44 | おいしいお店

 

お友達のブログに搭乗していて、気になっていたお店「伊太利庵KOSETSU」に行きました。

http://ameblo.jp/ztakachi/day-20110808.html参照してください。勝手に貼ってごめんなさい。

前菜。左奥から、サラダ・ひよこ豆のマヨネーズあえ。にんにくの風味がきいてます。スズキのエスカベージュ。グリンピースのスープとフォカッチャ+生ハム。フォカッチャがほんのり温めてあって、美味しいです。

お友達は、今月のパスタ。和風トマトのつけ麺。トマトの酸味と出汁がおそばにあいそうです。

私は、冷静のトマトソース+生ハム。

二人とも冷たい麺を注文しました。ざるそば又は冷やしそばのイタリアン版ですが、あいます。(冷製のフェデリーニより好きかも)おそばなので、温かいより冷たい方がしゃきっとしてあうように思います。

注文したのは、1,000円のコース。+250円でデザートがつきます。今日は、マスカルポーネムース。上にはカラメルソースとそばの実でしょうか。香ばしくて味のアクセントになっています。コーヒーか紅茶を選べます。

 店内、落ち着いた濃茶のテーブルと白い椅子が清潔な雰囲気。帰ってきてから、ネットで住所などを調べましたら、経営者が女性とのこと。なるほど、メニューもいかにも女性好みのセットになっていて、妙に納得しました。

リゾットも美味しいとのことですので、また行きたいです。

伊太利庵KOSETSUの情報です

住   所 : 仙台市青葉区一番町2-3-10

         仙台カルチャービル(旧ブラザービル)1階

電話番号 : 022-721-2610

営業時間 :

[月~金]
7:30~10:00
11:00~14:30
17:00~21:30
[土]
11:00~14:30
17:00~21:30
[日・祝]
10:00~16:00
朝食営業、ランチ営業、日曜営業

↓の食べブログを参考にするとメニューなどの写真も掲載されています。
http://r.tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4011062/


マスカルカフェ

2011-08-27 22:03:39 | 実験室

 

先日レッスンをうけたマスカルカフェの復習。

レッスンの時と同様に、4号サイズ(12cm)で作りました。ココア・バターたっぷりのリッチなココアジェノワーズにコーヒー風味のシロップもたっぷりしみこませます。

マスカルムースは、日持ちを良くするためイタリアンメレンゲで作ってみました。

余った生地とクリームで自宅用につくったものの断面なので、マスカルムースが少なめですが、メレンゲが入っているので、とても軽いです。甘さも控えめで、大人のムースですね。

 


スフレチーズケーキ・ベリーヌココ

2011-08-26 16:47:54 | 修業

 

8月のケーキ。スフレチーズケーキとベリーヌココ。

クリームチーズ類・煮あげたカスタードに卵白とリッチな材料です。しかも、上の写真で分かるように台つき。。。なんと、アーモンドたっぷりのジュコンド生地。

 

仕上げには、アプリコットジャム。このジャムも手作りです。ピュレを使って作るのですが、やはり市販のものとは一味もふた味も違います。

これまだで家でつくったスフレは、どうも生地がよれっと沈みこんでいました。冷やすときに、冷凍庫で30分位急冷して、冷蔵庫で冷やすとこのように美しく出来上がるようです。

見た目も美しいですが、お味も最高!甘さ抑えめ、濃厚なチーズですが、口どけよく後をひきます。

ベリーヌ・ココ。ベリーヌというのは冷やし固めたという意味だそうです。

お料理?と思うような鍋。牛乳+ココナッツファイン+コーヒー豆+オレンジの皮。

これらを煮だして牛乳に風味をしっかり移してブラマンジェを作ります。ブラマンジェというのは、「白い食べ物」という意味ですが、ホンの少しのデザート用の液を作るのにこのような過程があるのですから、世のアントルメが高いのもうなずけますよね。

ずっと、飛んで仕上げ作業。ブラマンジェを冷やし固めて、上にカシスのムース+洋梨+生クリーム。

小さいながら、エッセンスがギュッとつまったデザート。カシスのムースを側面に立ち上げるデコレーションですが、わざと隙間をあけて、間からクリームシャンティがのぞくようにするのがコツ。ちょっとしたことで、よりおしゃれになるから不思議です。

工程は手間がかかりますが、やはり一度は家で作ってみたいと思います。


マスカルカフェ・ラングドシャ

2011-08-21 18:55:39 | 修業

 

自宅では、のんびり本を読んだりして過ごした夏休みになりました。

昔、夏休みのために受講できなかったケーキの補習をしていただきました。出来たてのマスカルクリーム。出来立てを食べられるのが、作り手の特権ですね。クリームが完全に固まる前の柔らかい状態というのも美味しいんですよね。

ココアたっぷりのジェノワーズ。間には、コーヒーシロップをたっぷりとチョコガナッシュをサンド。

 

マスカルムースは、マスカルポーネを使ったムースです。メレンゲを加えているため、口当たりが軽~いクリーム。熱を加えていないので、日持ちしないのが残念です。軽いクリームの上にクリームシャンティをたっぷり絞ってココアもたっぷり振って仕上げ。晩夏も良いですが、いつの季節にもあうケーキですね。

ラングドシャ。大きさなど、仕上がりは木の葉が断然可愛いですが、ハートも色々描けて楽しいです。

 

サクサクのラングドシャ。少しの生地でた~くさん出来るクッキーは焼くのが大変でちょっと敬遠がちですが、みんなで作ると楽しいですね。自宅の教室でもメニューに加えようと思います。

 


リリエンベルグ・クラブハリエ

2011-08-19 15:35:15 | おいしいお店

 先日、約10年ぶりに来仙したお友達に会いました。

ブログにも時々コメントをくださる「みねせん」さん。久しぶり~!

お子さんたちにも、ちょっとお会いしました。すっかり大きくなって、素敵なお嬢様とたくましい少年になっていました。

母同士は「全然変わらないね~」と、あっという間に日常の会話に終始してしまいました。

折角、久しぶりに仙台に来てくれたというのに、早くから開いている喫茶店。。。っということで、スタバに入って、ず~っとおしゃべり。気の置けない会話で、なごみました。

しかも、お土産までいただいて、申し訳な~い。百合が丘の「リリエンベルグ」の焼き菓子。

リボンがシールになっています。こんなところもおしゃれですよね。流石、都会のお菓子さんです。リリエンベルグは、ドイツ語で「ゆりの丘」と言う意味だそうで、地名そのままのお店。私がケーキを作り始めたころ購入した本にオーナーシェフの溝口さんの写真とケーキ(&レシピ)とお店の紹介が掲載されていて、憧れていたお店のひとつ。

ザッハトルテに代表されるウィーン菓子が専門と本には書いてありましたが、最近のHPを見ましたら、伝統を取り入れつつ、幅広く作っているようですね。でも、この地方特有のバターたっぷりの焼き菓子はやはり美味しいでしょう。

袋の中に、た~くさんの種類の焼き菓子。並びきれなかったので、各種1個ずつ並べてみました。フルーツケーキ、小さいながらどっしりとした重量感。こんな感じのフルーツケーキを焼いてみたいと思わせる重さです。美味しそうなお菓子は、家族に内緒で試食。

フィナンシェとマドレーヌを試食しましたが、素材の良さがわかるお味です。シンプルで、私好み。いろいろ食べるとやはり原点にもどるのでしょうか。

お店のHPを見ましたら、季節ごとのディスプレーが素敵でした。やはり都会のケーキやさんは一味違いますね。。。。

http://www.lilienberg.jp/20display.html

 

「クラブ・ハリエ」といえば、バームクーヘン。と思っていましたが、

オレンジケーキをいただきましたので、ご紹介します。

大きさは、8cm x 3cm 位のバターケーキ。しっとり濃厚ですが、オレンジの酸味が程良くきいていて、後味さわやか。パッケージもおしゃれですよね。

ごちそうさまでした。


ピーチのショートケーキ

2011-08-19 15:07:26 | 実験室

今日になって、やっと暑さも一段落しました。

と、いうのは仙台の話なので、他の地域ではまだまだ暑さが続いていると思います。

ご自愛くださいませ。

さて、夏休みになって以来、今年はケーキ作りもおやつ程度しか作成しておりませんでしたが、お盆も過ぎましたので、そろそろ頭も通常モードに切り替えて行かなくてはと思っています。

夏になったら作ろうと思っていたピーチのショートケーキ。

今年は、原発の影響で福島の桃の売り上げが例年の3割程度とか。

気の毒ですね。我が家は、食べています。

セシウム・ヨードとも水溶性なので、野菜・果物などよ~く洗うようにはしていますが。

桃のコンポートを作って、汁はジュレにして、ケーキの間にもサンドしました。デコレーションは冷房をつけてしたのですが、暑すぎて、やっぱりクリームがすぐにぼそぼそになってきてしまいました。

断面です。ジュレが涼しげなケーキになりました。


タルトリムーザン・ガレットブルトンヌ

2011-08-05 15:28:30 | 修業

今回は、地名のついたお菓子。

ブラックチェリーのクラフティタルト『タルト・リムーザン』。リムーザンはチェリーの産地とのこと。ブラックチェリーの缶詰で手軽に作れますが、シナモンやレモン汁・キルッシュで風味をつけて缶の臭みをとります。

タルトの敷きこみは、生地がべたついて大変でしたが、それなりに形になりました。

クラフティ生地を流して焼成。

缶詰のシロップを使ってソースを仕上げます。温かいうちにいただきました。冷たいのも良いけれど、果物の入ったタルトは温かいのも美味しいです。

こちらは、ガレットブルトンヌ。ブルターニュ地方の塩分の効いたバターを使うのが本式ですが、ここでは、無塩バター+1%塩で代用しました。厚みを出すために、型に入れて焼きます。

焼きあがりです。型に入れたものは厚みがでますが、入れないと、普通のクッキーになりますね。

サクサクのガレットができました!