今年最後のケーキ教室。ジュイル。
別名、フォレノワール・ドイツ名 Schwarzwalder-Kirschtorte(シュヴァルツヴェルダ- キルシュトルテ).
「黒い森のさくらんぼのお菓子」という意味だそうです。もともとドイツのお菓子と言う事ですが、フランスアルザス地方でも良く作られるということです。
と、うんちくを書きましたが、今回のケーキは、見たところ普通のチョコレートケーキのようですが、贅をつくしたケーキで『ジュイル』という名のほうが、似合っています。(ところで、ジュイルってどういう意味なんでしょう(^_^;)とってもゴージャスな雰囲気のある響きですよね)
さて、このケーキ、どんなところがゴージャスかと言いますと、切り口をみていただければわかると思います。
こちらは、表面のデコレーション中。
下から、ビスキュイジュコンドココア・シャンティショコラ(チョコレートクリーム)・ビスキュイジュコンド・クレームシャンティ・ビスキュイジュコンドココア・シャンティショコラ。仕上げにココア+テンパリングしたチョコで作った飾り。
ビスキュイジュコンドという、聞きなれない用語が出てきましたが、アーモンドプードルがたっぷり入った別立てのスポンジ生地です。オペラなどに使っている生地ですね。今回は、ココアいりとプレーンの2種類使用。チョコも生クリーム+グラニュー糖のクレームシャンティとチョコレート入りのシャンティショコラの2種類。もちろん、チョコクリームの方には、キルッシュ漬のサクランボが入っています。
出来たてのケーキの試食。おいし~♪
課題もありました。上の写真に比べると、シャンティショコラが柔らかい出来上がり。上は、なクリームと合わせるとき、ゆっくり合わせたためにしっかり冷えて、きっちり固まりました。下の写真の試食用は、私たちのグループが作ったのですが、さっさと合わせてすぐ流しこんだため、柔らかめでした。
もちろん、冷やし時間が長ければ、固まりますから、そのあたりのことも考慮つつ作るとうまくいきますね。失敗は成功のもと。失敗するといろいろ見えてくるものがあり、勉強になります。
もう1品。パン・ピデス。ず~っと前に一度つくったのですが、固くて、薄~く切って食べるイメージでしたが、こちらは大分やわらかめ。スパイスが効いて、ドライフルーツが入って、クリスマスプディングのようでもあります。お友達の一人は、『洋風がんづき』って言ってましたが、その表現もありでしょうか。蒸しパンのような食感なので、朝食にもいいです。風味の秘密は重層でしょう。
生地作りはこんな風に混ぜるだけ。
今年最後のレッスン。お花もとっても華やか。
レッスンも充実していました。ありがとうございました。