昨夜は仕事を終え、あんの散歩をしてから、調布教会の深夜0時のミサに行ってきた。
いつも満席に近い形で行われるミサではあるが、この日三回目のミサということもあり、人もまばらなチャペルのなかはとても静かで神性さが漂っていた。
私は仕事の疲れもすっかり忘れ、神さまの愛のうちに祈りに祈った。
この喜びに沈黙を持って感謝した。
やはり私はカトリック信者になって良かったと心底から思い、その思いは私の身体から溢れ出し、静かなチャペルのなかに漂う神性さと交わり、それまでの長い道のりをゆっくりと思い出さていき、マザーの面影をたどって行った。
ミサが終ると教会の仕事を手伝っている女性が私のところに来て「浦田神父からです」と預かっていた私への浦田神父からのドン・ボスコの本をくれた。
その本はドン・ボスコの研究者である浦田神父が編訳した「オラトリオ回想録」だった。
私にとって、それはとても素敵なクリスマスプレゼントになった。
自転車に乗って帰る帰り道、お月さまがとても綺麗だった。
柔らかく優しい光りを放つお月さまを信号待ちの度に見上げては、その美しさに祝福された思いに満たされた。
これもとても素敵なクリスマスプレゼントであった。
深夜一時を過ぎた道路に行きかう車はもう少なく、その静けさは私のうちにある比類ない喜びを感じさせるのに有り余り、教会のなかから繋がった神性さのように在り続け、Holy Nightそのものだった。