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海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

オールドレンズを買ったらオーバーホールするべき

2018-11-12 | GFX+オールドレンズ

 Pancolar50mm f1.8(アトムレンズ)で撮影 X-H1

 

今年に入ってオーバーホールしたレンズ達。左のシルバーのレンズ以外は、すべてGFX50Sでケラレが発生しない状態で使える。当たり前の事だが、すべてのレンズが35mm(24x35mm)用に設計された古いレンズなので、GFXの44x33mmのセンサーで使う場合は周辺の画質は落ちてしまうが、絞れば問題ない程度になるレンズも多い。で、それら古いレンズは、オーバーホール後にテストしてみると明らかにシャープな描写になりコントラストも上がった。その筆頭は、Summarit5cm f1.5だ。ネット上に出回っている古いレンズの評価ほど当てにならないものはない。それは、ほとんど中古で買ったまま使っている人達が多いからだ。その筆頭もSummarit5cm f1.5だ。

35mmカメラ用の古いレンズは、元々解像度が高く設計してあるレンズが多いので高画素のカメラに使っても問題ないレンズは結構多い。逆に中版用の古いレンズを現代の高画素のカメラに使った場合は、明らかに無理があるレンズも多い。すべての古いレンズはオーバーホール後に、実際に自分で使うカメラで撮影してみないとわからないね。

今年はミラーレスカメラ元年なので、レンズ設計の自由度が上がったミラーレス用のまったく新しい設計のレンズが出回るだろうが、おそらくどのメーカーのレンズもほとんど同じような性格のレンズだろうし、プリントしてシャフルすれば、どれがどのレンズで撮影したのかわかる人はほとんど居ないだろうな。今年は、ミラーレス元年と共に新規設計のレンズ描写の無個性化時代に突入する元年かも知れない。

☆撮影用レンズの評価は、プロカメラマンの言っている事でも当てにならない事が多い。古いレンズは必ずオーバーホールして自分でテストする事と、レンズ評価の数値(MTF)も無視して、必ず自分の目で見て評価しましょうね。

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