海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GXR MOUNT A12で撮る上海 場末のバーで

2012-01-12 | リコーGR GXRで撮る上海

 

上海で中国人経営の場末のバーは、面白くないところが面白い。たまにビール一本だけ飲み即店を出る場末のバーがある。最近、新しく改装されたので友人と2人で立ち寄る。室内の壁は真っ赤で、若いネーチャン2人とオーナーらしき40手前の老板が一人。そして、カウンターの中には寝癖ヘアーにダウンジャケットを着た、やる気の無さそうな若いニーチャンが客を客とも思わない顔で座りボーッと斜め45度の視線。客は、私たち2人のみ。

 

 

この店の若いねーチャンが、肩がこったので肩を揉んでくれと客に要求。そして、その後自分の背中が痒いので掻いてくれと客に背中を掻かせる呆れたネーチャン。その最中、他の2人のネーチャンは、あまりにも暇なのでカウンターに臥せって眠り始めた。

このような場末のバーで共通してるのは、照明の色と壁の色だ。照明は何処も緑と赤が基調になっているのと、レーザー光線をやたら使う店が多いのでわかりやすい。

 

 

こんな店が、アメリカ大使館の通りを挟んだ所にある事が不思議だし、このやる気の無さで金を稼ごうとしている事もある意味すごい。おそらくこの店は、長続きしないので無くなる前にもう一度行ってみたい。今だからこそ見る事のできる上海の時代風物詩だ。コロナビール一杯40元、二人で80元(1000円)支払い店を出る。

Ricoh GXR MOUNT A12 Leica Summilux-R 50mm f1.4  

 

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