菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

大井川知事を動かした日立一高生有志の「登校スト」

2020年04月16日 09時31分20秒 | 地方政治
 今日の茨城新聞・県民の声欄には、「世論を喚起した高校生の『スト』」と題したt投稿が載っている。これは、茨高教組で一緒に頑張っていた常陸太田市の篠原睦美先生が書いたものです。私も、この日立一高生のストには、好意的に見ていたので、紹介します。

 「世論を喚起した高校生の『スト』」
  県立高校勤務 篠原睦美


▼アルベール・カミユの小説「ペスト」が再び読まれている。ペスト菌によって都市封鎖された町を救ったのは、「人間の誠実さ」だったという寓意が込められている。

▼新型コロナウイルスの感染の拡大を心配して、「県立日立一高の3年生有志が県内の全ての県立高校休校などを求め、ストライキ(同盟休校)に入っている」と報じられた10日、大井川和彦知事はその日の会見で「県内一斉休校」を否定した。しかし、土、日曜日を挟んだ13日の午後、「一斉休校」に転じた。知事は感染などを心配して「登校を希望しない生徒」の公欠扱いに言及しており、少なからず欠席している生徒がいるという報告は受けているのだろう。

▼日立一高生の有志たちが実行した「スト」は、級友ばかりではなく保護者の同意や理解、共感、連帯があってのことだ。日頃、同調圧力が強いといわれる日本だが、地方都市にある県立高の高校生たちの行動は世論を喚起した。

 

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