今日の東京新聞の「太郎の国際通信」は、ユニバーサル・ベーシック・インカムについて書いている。私は、寡聞にして知らなかったのだが、ベーシック・インカムとは、簡単にいうと、「政府がすべての国民に対して基本的な生活に必要な現金を給付する」ことをいう。
木村太郎氏によると、英国の新聞は、「日本の給付は、米国の納税者に対する現金供与と似ているが、たとえ一回限りであっても無条件に手渡すというのは、全ての国民に職業や収入にかかわらず定額を定期的に支給する『ユニバーサル・ベーシック・インカム』の考えに影響されたものと言える」と報じている述べている。
「ベーシック・インカム」をインターネットで検索すると、ウイキペディアは、43ページにおよぶ説明文が出てきた。
木村氏は後半を次のような文でまとめている。
「米国では、国民一人1,200ドル(約13万円)の小切手が送付されているが、小切手を受け取るのが年収9万9千ドル(約1100万円)以下が対象なので、「ベーシック・インカム」であっても、「ユニバーサル(一律)」ではない。
スペインも国民に現金を給付する計画を発表したが、同国の社会保障相は「最も脆弱な国民の救済手段として考える」と言明しているので、やはりユニバーサルではない。その結果、日本は、はからずしてユニバーサル・ベーシック・インカムを1億2千万人を対象に実験する恐らくは世界初の国になった。
この給付金を誰がどう使い、困窮者支援だけでなく経済の再活性化にどう寄与したかなど近未来の社会経済制度の可能性を探ることが期待できる。
「手をあげた方に1人10万円」と言った麻生太郎財務省も、この壮大な実験に参加されてはいかが?
(木村太郎、ジャーナリスト)
注)「手をあげた方に1人10万円」と国会で答弁した麻生太郎氏は、この「ユニバーサル・ベーシック・インカム」の制度を知らなかったと、私は推測している。
木村太郎氏によると、英国の新聞は、「日本の給付は、米国の納税者に対する現金供与と似ているが、たとえ一回限りであっても無条件に手渡すというのは、全ての国民に職業や収入にかかわらず定額を定期的に支給する『ユニバーサル・ベーシック・インカム』の考えに影響されたものと言える」と報じている述べている。
「ベーシック・インカム」をインターネットで検索すると、ウイキペディアは、43ページにおよぶ説明文が出てきた。
木村氏は後半を次のような文でまとめている。
「米国では、国民一人1,200ドル(約13万円)の小切手が送付されているが、小切手を受け取るのが年収9万9千ドル(約1100万円)以下が対象なので、「ベーシック・インカム」であっても、「ユニバーサル(一律)」ではない。
スペインも国民に現金を給付する計画を発表したが、同国の社会保障相は「最も脆弱な国民の救済手段として考える」と言明しているので、やはりユニバーサルではない。その結果、日本は、はからずしてユニバーサル・ベーシック・インカムを1億2千万人を対象に実験する恐らくは世界初の国になった。
この給付金を誰がどう使い、困窮者支援だけでなく経済の再活性化にどう寄与したかなど近未来の社会経済制度の可能性を探ることが期待できる。
「手をあげた方に1人10万円」と言った麻生太郎財務省も、この壮大な実験に参加されてはいかが?
(木村太郎、ジャーナリスト)
注)「手をあげた方に1人10万円」と国会で答弁した麻生太郎氏は、この「ユニバーサル・ベーシック・インカム」の制度を知らなかったと、私は推測している。