「市議会だより」の原稿をつくる

　午前中、桜川議会事務局の職員から、3月議会の「反訳文」が来たので、5月1日発行の「市議会だより」の原稿をつくるのに「協力」してほしいとの依頼があり、事務局に出かけました。事務局からは、メールで送ってあるとのことでしたが、事務局にいけば、印刷も手軽にできますし、どの議員の総括質問を取り上げるか、相談できるので一石二鳥です。

　この前、少し、ごろごろしていたためか、血糖値が7．6にまで高くなってしまったので、健康のため歩いて出かけたのが、失敗の元でした。家の鍵をつけた車のキーを家に置いていったのです。お昼過ぎに家に帰ったとき、奥さんが鍵を締めて出かけてしまっていたのです。いつもと反対のことがおきてしまったのです。

　今まで、市議会だよりは、反訳文（議会での議員の発言を文字におこしたもの、国会では未だに、議長席の手前の席にいり速記者が速記で議事録をつくっているが、地方議会では人件費がかかるすぎて、とても速記者を雇うわけにはいかないので、録音データを書き起こしています）をつくっている業者に市議会だよりの原稿」を渡せば、市議会だよりを編集してもら得たのですが、4月からは、議会事務局で編集・校正もしてほしいとのことで、事務局も大変なことになりました。まず、一番困ったのが「編集ソフト」の使い方がよく分らないことです。いま、事務局員が一生懸命勉強をしていますが、なかなか大変です。

　私も、一時は、「新しい桜川」の編集に、イラストレーターのような「編集ソフト」の導入を考えたことがありますが、年間４回しか発行しない新聞の編集に、10万円もかかるイラストレーターを買っても意味がない。第一、毎日、使わないようでは、折角、いろろ覚えたコマンドを忘れてしまって、すぐ使えなくなってしまうと、いわれ断念してしましました。今では、ワードだけで編集しています。字だけの新聞でごめんなさい。

　私の質問と答弁は、自分で原稿をつくり、答弁者とそのないようも打ち合わせしてありますから、原稿に起こすのは簡単です。
　しかし、他人の文章は、いろいろ質問内容がとんだり、よくわからなかったりで、それを短い文章にまとめるのは、大変です。でもなんとか5つの質問を一問一答方式で、とりあえずまとめることができました。
　
　あとは、他の議員の一般質問原稿をどう加工するかです。他人の文章に手を入れるのは、「よくわかるように換えてくれてありがとう」と言われる場合もありますが、「キクチさんは検閲するのか」と文句を言う人もいますから、なかなか難しいものがあります。

「アベノマスク」二題

　政府が全世帯5000万に、マスク2枚を配るのが、今、話題になっている。最初聞いたとき、何かの冗談だと思っていたが、これが本当の話だという。

　今朝見た、羽鳥モーニングショーでも、金曜日のコメンテーター・ 長嶋一茂氏が「俺もバカだけれども、アベ政権の官僚は、もっとバカだね」と言っていた。「ナガシマもいいこと言うようになった 」と思った。

　しかし、これだけではと思い、2つの記事を紹介したい。

　一つは、しんぶん赤旗の記事。
　首相のマスク2枚配布表明
　専門家会議の提案なし

　日本共産党と立憲民主党や国民民主党等の共同会派は、2日、国会内で新型コロナウイルス感染症に関する野党合同ヒアリングを行ないました。1日の新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、安倍晋三首相が、全国5000万超の全世帯に、全国2枚ずつ配布すると表明したことについて、厚労省の担当者は専門家会議からの提案がなかったことを明らかにしました。

　野党議員らが、安倍首相の表明をただしたのに対し、厚労省の担当者は「厚労省としても、マスクの推奨はしておらず、専門家会議からも提案はない」と明言しました。
　厚労省の担当者は、マスクの配布の担当者は誰なのかととわれて、答えることができませんでした。野党議員は「総理の思いつきだといわれても仕方ない」と批判しました。

二つは、東京新聞・本音のコラム欄は、もっと痛快に皮肉っている。紹介する。

　アベノマスク
　　北丸雄二

SNS上で渦巻く声、声、声ー。「消費減税か、一律10万円の休業補償か支払い猶予か・・・期待一杯マスク2枚」
　「マスク2枚に開いた口がふさがらない。その開いた口をふさぐ用にマスク2枚が配られるのかも知れぬ」
　「マスク二枚というのは、ここからわらしべ長者ゲームをしなさいってことかしら？」
　「マスク2枚は84円切手でも54枚5千万世帯で42億円・その他マスクの実費、包装や宛名事務費で数百億円。ピンポイントで中小企業や店に回した方がどんなにいいか」

　「布マスクって花粉さえカスカス通すのにウイルスは大丈夫なのか」
　「マスク2枚だけの政策じゃないのは知っているが、そのマスクは要らん」
　「布マスクは性能云々より、この社会ではマスクをしていないと非国民みたいに言われるからですよね、安倍さん」
　「布マスク配布は総理の地元山口県で10日ぐらい前にきめた政策。それでひらめいたんだな」
　「マスク2枚と言われたら、あれほどバカにしていたお肉券の方がいいような気がしてきた」
　「今日になっても、アレはエイプリルフールだったって誰も言わない」
　「新型ウイルスが怖くて道に落ちているマスク、嫌だけど拾って着けてるっていうホームレスのニュース読んで涙がでた。二枚のマスクはホムレスの人に渡そうと思った」
（ジャーナリスト）