今日の東京新聞には、「ガラスの天井の亀裂」という見出しで、ヒラリー・クリントンがハリス候補を応援した演説が載っています。自民党総裁選より、耳を傾ける価値はありそうなので、紹介したい。
ガラスの天井の亀裂
三木義一
暑い!自民総裁選に立候補した若手議員の立候補演説などが垂れ流されている。うんざりだ。
他方で19日に行われたヒラリー・クリントンの応援演説は日本の選挙民にも聴く価値がありそうだ。(YouTubeなどでも視聴可)。このコラム用に超訳しよう。
ワオ。全米がそうであるように、この部屋もエネルギーに満ちている。アメリカで何かが起こっている。私たちが長い間度努力し、夢見てきた何かが。私の母ドロシーは、情勢が選挙権が与えられる前に、ここシカゴで生まれた。それが104年前の昨日変わったのだ。その後の女性たちの努力によって、私が2016年大統領選での指名を受け、約6600万人のアメリカ人が私たちの夢の天井のない未来のために投票してくれました。
しかしご存知のように、進歩は可能だが保証されていないということでした。だから、戦わねばならないのです。私は最も困難なガラスの天井に多くの亀裂を入れてきましたが、すべて一度に突破するところまであと少しになっています。
その隙間から何が見えます? 健康、生活、愛、家族について、自分自身で決断する自由があることが見えます。そして知っていますか。そのガラスの天井の向こう側では、カマラ・ハリスが手を挙げ、第47代アメリカ合衆国大統領としての宣誓をしているのです。
(青学大名誉教授)