3月議会の質問通告に、「小水力発電」の項目を加えた。
ところが、大正時代に、真壁町山口で、真壁町の電力をまかなうだけの量の水力発電所があったことを教えられ、市役所職員の方々と一緒に、そのあとを見に行きました。
私が予想していたところと違い、発電機を置いた場所は、湯袋峠へ向かう、現在も人家のある近くなのですが、貯水池がはるかに離れたところにあったのです。
そこまで行くことになり、雪が残る山肌を、道なき道の藪の中を20分くらい登ると、貯水池跡がありました。そこには大正天皇即位を記念した碑もたっておりました。
重機もなく、険しい山の中腹に、石積みの貯水池、1.5キロにわたる土管。立派な歴史遺産です。知る人ぞ知るで、もっと市民のみなさんに知ってもらう価値があると感じた次第です。
真壁町の電気をまかなったのですから、それなりの工事をしているのです。発電機もドイツ製とのことですから、重さも相当あったと思われます。こんな山の中まで、良く運んだものと、一同、「ハアー、ハアー息を吐きながら、」語り合いました。
最初は真壁水力発電所としてスタートしたのですが、その後、東京電力に買収されたのですが、昭和の初めには、廃止となってしまったようです。
水量の関係で維持は難しかったようです。
詳しいことは、真壁庁舎文化財課にお問い合わせください。
0296-55-1111
発電機のある場所から登ること徒歩20分。
石積みの貯水池が作られていました。
1.5キロ先の取水口から土管で貯水池まで水が運ばれました。ここから、一気に発電機に水が送られたようです。