「ジェンダー平等を打ち出した」日本共産党綱領改定について⑦

　リブロダクティブ・ヘルス・ライツ
　（性と生殖に関する健康・権利）

　三つ目が、リブロダクティブ・ヘルス・ライツという考え方です。これは、性と生殖に関する健康・権利と訳していますが、子どもを産むか産まないか、何人子どもを産むかなどは、まったく自由な判断が保障されるべきだといういう考え方です。とくに女性が、のぞまない妊娠や出産や出産によって健康が傷つけられるようなことがないようにするために対応しなければいけないというのが、世界の大きな流れになっています。

　「一人っ子政策」の押しつけとか、「産めよ増やせよ」と多産政策を押しつけることもやっってはならないことです。のぞまない妊娠から健康を守るしくみつくるということも、条約の具体化の中ですすんできました。
（つづく）