菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「お笑い芸人で年忘れ?ー前川喜平氏」の意見に同感

2023年12月31日 09時25分55秒 | 地方政治
 今日の東京新聞・本音のコラム欄は、前川喜平氏が「お笑い芸人で年忘れ?」題して書いています。まったく同感を覚えたので、紹介します。

「お笑い芸人で年忘れ?」
 前川喜平 

 年末年始に漫然とテレビをつけていると、バラエイティー番組でお笑い芸人ばかり見るはめになる。どこがおもしろいかわからないが、売れっ子芸人はどの局にも顔を出す。

 その一人松本人志(以下継承略)は最近の週刊文春で、複数の女性に性的行為を強要していたと報じられた。彼が所属する吉本興業は即座に「当該事実は一切ない」とのコメントを発表したが、十分な調査を行った結果とは思えない。報道が事実なら松本はテレビに出る資格はないと思うが、29日フジテレビは松本をMCとする2時間番組をそのまま放送した。

 僕もテレビで見たいお笑い芸人はいる。日本国憲法を擬人化したコント「憲法くん」を演じ続けてきた松元ヒロ。松元もかってはメンバーだった社会風刺コント集団ザ・ニュースペーパー。赤ふんどし姿で沖縄の海からメッセージを送る「せやろがいおじさん」こと榎森耕助。吉本興業に所属しているとは思えない辛口の政治批判を繰り返すウーマンラッシュアワーの村本大輔。しかしこういうまっとうな人権感覚を持つ芸人は、権力に忖度する放送局が黙殺する。

 年末番組には「年忘れ」と銘打ったものが多いが、決して忘れてはいけないことが今年も起きた。それを忘れないための番組はを、僕の見たい芸人ばかりで作ってくれる局はないものか。
(現代教育行政研究会代表)


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桐生市の生活保護の実情を報告

2023年12月30日 07時38分49秒 | 地方政治
 昨日のしんぶん赤旗、群馬県・桐生市の生活保護の実情を報じています。紹介します。

 生活保護の水際作戦状態化

 50代の生活保護利用男性に1日1,000円しか手渡さず、全額支給していなかった群馬県桐生市。その後、新たに2018年以降の調査分だけで11世帯で全額支給していないことが判明し、86世帯に同意なしに受領印を押すなど事実も判明。長年にわたり大声で利用者を怒鳴り、申請書を渡さないなどの水際作戦が常態化していました。
 (横田和治)

 5人がかりで怒鳴られ

 同市は18日に荒木恵司市長が記者会見で謝罪し内部調査チームと第三者委員会設置を表明。市議会では日本共産党の渡辺恒市議が追及、市側は反省を繰り返す一方で違法性の認識の欠如や大声を出して威圧する行為について、利用者が先に大声を出したから、といって責任を転嫁しています。

 追い込まれ転居

 同市では9月から11月まで利用していた現在他市に在住している倉田雅子さん(仮名)とその息子の和夫さん(仮名)。雅子さんは心臓に持病を抱え労働が困難で、和夫さんは成人していますが障害を抱え働けません。在住している市で生活保護を利用していましたが、桐生市に転居し生活保護を申請すると「なぜ桐生に来た!申請したからといって出るか出ないかわからないからな!うるさく言うようだったら支給しないぞ!」と5人がかりで怒鳴られたと倉田さんは話します。
 他にも9月に保護が決定したにもかかわらず、10月末に初支給をするなどの対応に精神的に追い詰められたと言います。

 「かかりつけの病院を桐生市内に変えないと支給しない、何か買ったら領収書をその都度持って来い、と言われました。他の人が窓口で怒鳴られれているのを何度も見たし、民生委員が来て利用をやめさせるようなことを言ってきたことも」と倉田さん。
 市のひどい対応に倉田さん親子は他市に転居。和夫さんは精神的ショックで家から出られなくなりました。

 金銭管理までも

 他にも桐生市は太田市にある一般社団法人日本福祉サポートに利用者の金銭管理をさせている例も。連絡しないとお金を下ろせず生活に困っていると党市議に相談がありました。祖担当者は本紙取材に対し、あくまでも法人を紹介しているだけと返答しています。

 日本共産党の関口直久市議は約30年間で同市で市議を務めてきましたが、他市の生活保護率が上昇する中、桐生では年々下がっていることを指摘。
 「議会で追及してきたが、利用している高齢者が亡くなるので保護率が下がっていると言ったり、大声についても担当職員の力量不足と責任転嫁され改善に至らなかった。相談を受けた人々の被害は多岐、長期にわたり、改善をしない市の福祉行政・水際作戦が方針になっているのは明らかだ」

 今後、1月に被害を受けた当事者らが市に国家賠償請求訴訟を行う予定です。また、全国生活と健康を守る会連合会が中心になり現地調査団を結成し、「市の職員、当事者双方に話を聞き市民に報告し運動を発展させる」と同会の吉田松雄会長は話します。


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「高橋誠一郎の幟を立て」て、西小塙、加茂部で11か所演説

2023年12月29日 17時43分52秒 | 地方政治
 今日は、年の瀬とは思われないほど、太陽もでていて暖かい。11時前に家をでて、西小塙方面に向かった。岩瀬のカスミストア近辺は、車で混雑していたが、あとはすいていました。
 西小塙では、郵便局の前から、演説を始めました。表通りを3か所、裏通りを2か所演説できました。
 途中、十字路付近に木材で、バッテンをした家の近くで掃除をしていたおばあさんがいたので、話をしました。

 


キクチ
 「この家の持ち主は、分からないそうですね。」
おばあさん
 「そうなんですよ。私はいつも、この近くを子どもが学校に通学する時は、心配で見守っているのですよ。こんな木材だけでは、心配です。
キクチ
 もう少したったら、市の方で解体しますから、そうしたら安心してください」

 次は、加茂部に行き、表通りを3カ所、裏通りを1カ所、さらに、羽黒駅前で2か所演説しました。
 今日の演説個所は11カ所となりました。


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茨城・取手 国保18歳以下ゼロに

2023年12月28日 12時54分56秒 | 地方政治
 今日のしんぶん赤旗では、クローズアップ欄に、「茨城・取手 国保18歳以下ゼロに」の見出しで、報じています。少し長くなりますが、紹介します。

 茨城・取手 国保18歳以下ゼロに

 茨城県取手市では、2007年の前市長就任直後に国民健康保険税(国保税)を値上げして以降、県内一膨れ上がった国保財政基金(国保基金)を市民に還元させようとする運動が広がり、実を結ぼうとしています。
(茨城県・小池悦子)
 
 基金が44億円に膨張 還元求める声高まる

 07年に赤字だった国保会計は、国保税値上げ後あっという間に黒字に転換。10年に700万円程の国保基金は、17年に13億7千万円、20年に27億7千万円と積み上がり、21年には43憶9千万円になりました。

 一方で、国保加入者は年金生活者が多く、非正規労働者や自営業、無職など低所得者が多くを占めています。16年時の滞納世帯は約2800世帯、支払困難者への制裁処置となる短期保険証は約1000世帯、資格証明書は約300世帯となりました。
 日本共産党市議団(4人)は、住民の「高すぎる国保税の引き下げを」という願いに応え、取手地域社会保障推進協議会などと連携し、請願署名など粘り強い運動を議会内外で続けました。

 議会全体で

 18年度から県内初の国保税18歳以下半額減免を実現。それでも国保会計は、毎年大幅黒字で基金は積み上がっています。
 21年9月の共産党の質問で、市は国保基金残高が年度末44億円になる見込みを明らかにしました。
 共産党市議団の「取り過ぎた国保税は還元を」の訴えに、他会派議員も「国保税引き下げは共産党の一貫した主張だが、一党だけの問題ではない」と、議会全体が動き出しました。超党派の福祉厚生常任員会からの提案で、議会は市長に対して「21年度の積立金16億円を加入者へ早急に還元を」と要望しました。

 市は、22年の国保制度改正(都道府県単位化)と合わせ、総額3億5千万円(1世帯平均基準2万5千円)の引き下げと、18歳以下第1子5割、第2子以降全額減免へと引き下げが実施されました。
 
 コロナ過や制度改正、物価高騰など厳しい情勢の中でも、国保基金は積み上がり、22年度末には44億円となっています。
 市民世論が高まる中で、共産党市議団は23年12月議会へ、子どもの国保税ゼロへ、条例案を提出しました。
 共産党・遠山ちえ子市議の質問に、市は18歳以下全額減免に必要な予算は約800万円と試算を提示。党市議団は44億円のほんの一部で実現可能な子どもの国保税ゼロへ、議会が一致して条例を共同提案し実願させたいと、福祉厚生常任委員会で賛同を呼びかけました。

 決議を可決
 
 自民党議員からは「予算措置を伴う条例提案は、執行部の権限を侵害することになる。議会として決議をだしてはどうか」との提案が。
 党市議団は議会最終の12日、決議は賛成できるが、市長に対し、実行に拘束力を持つ条例こそ現実的な提案だと主張。
 加増みつ子市議が「18歳以下の国保税全額減免」へ条例を提案しました。賛成は共産党と生活者ネットワークのみでしたがが、委員会提案の決議は可決されました。子どもたちの国保税ゼロまであと一歩と迫っています。


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戦争を終わらせる難しさ・・阿南陸軍大将の自決の真相を知って

2023年12月27日 15時28分17秒 | 地方政治
 私が会員になっている仮説実験授業研究会があり、その会員に中一夫さんがいます。中さんが書いた本に「日本の戦争を終わらせた人びと~軍人たちの戦争と平和」があります。
 私は、半藤一利さんの本を読んで、かなり知っているつもりでしたが、誤解していたことが分かりました。

 終戦前の最後の首相は、千葉県関宿出身の鈴木貫太郎という人です。この人が、昭和天皇の意を受け、「ポツダム宣言受け入れ」の閣議をまとめなければならない立場になりました。
 閣議の中で、「終戦の受け入れ」に一番反対したのは、阿南陸軍大将だったのです。本当に反対だったら、大臣を辞職して、内閣解散の方法もあったのです。ところが、閣議では、激しく反対しても、その方法はとらなかったのです。そして、終戦の日=8月15日の朝には、割腹自殺をしてしまったのです。
 ここまでは、私も知っていました。

 ところが、私の阿南陸将への理解が違っていたようです。閣議のところで、阿南陸将が「ポツダム宣言受諾・無条件降伏」承諾の立場を明らかにしたら、血気さかんな陸軍青年将校などがクーデターを起こすことは容易に想像できます。事実、昭和天皇の「玉音放送」音盤をめぐって、いろいろな策謀があったとのことです。
 どうも、阿南陸将の「閣議での反対」は、陸軍のクーデターを防ぐための、「必死の行動」だったようです。
 それくらいのことをしなければ、戦争を始めた人、続けたい人を止めることは難しいということです。

 この本の紹介をしておきます。
「日本の戦争を終わらせた人びと」中一夫編著 仮説社 1,500円


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