今日のしんぶん赤旗は、プロボクサー多数参加して、「袴田さん再審無罪判決を求める」要請行動を1面で報じています。紹介します。
袴田さん再審無罪判決を
静岡地裁前 支援者ら要請行動
プロボクサー多数参加
静岡県で1966年にみそ工場の専務一家4人が殺害された事件で死刑が確定した元プロボクサーの袴田巌さん(88)の再審判決を控えた26日、多数の現役・元プロボクサーや元チャンピオン、支援者らが静岡地方裁判所前に集まり、袴田さんの「潔白」を示す白いバンデージを手に巻いて無罪判決を求める要請行動をしました。「日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会」が主催。
同日参加者らは、静岡地裁に「『袴田事件』の再審無罪判決を求める要請書」を静岡地方検察庁に「袴田さん名実ともに自由の身』となること求める要請書」提出しました。
要請では
▼袴田さんの無罪判決を言い渡すこと
▼その判決に対し控訴を行わないことを要求しています。
同行動に多数の元ボクシングチャンピオンが駆けつけました。元日本・東洋太平洋ライト級チャンピオンの坂本博之さんは「何としても無罪判決を聞きたい。声を上げることが一番大事だ」と語りました。同協会理事で元日本ライト級チャンピオンの本田秀伸さんは「50年以上苦しんできた。早く無罪を勝ち取ってほしい、袴田さんはボクサー崩れという偏見で逮捕されたと聞いた。とても悔しくて悲しい事実だ。無罪を勝ち取ることで、偏見も払拭されると思う」と述べました。
元WBOアトム級チャンピオンの鈴木菜々江さんは「袴田さんは無実ですので、一日でも早く自由を」と応援の言葉を送りました。
記者会見では、姉の袴田ひで子さん(91)が1か月後に控えたことについて「ただ平常心で待っています。(要請では)100歳までたたかわせないでほしいと申し上げた」と話しました。