今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

フクジュソウは雪の中・藤原岳

2016年03月18日 | 「山」のひきだし
そろそろ花の便りがあちこちから聞こえ始めてきました。
ここの場合、花というのは桜ではなく、スプリング・エフェメラル(春の脆いもの、春の短い命)と呼ばれる山に咲く可憐な花たちのことです。

やはりシーズンに一度は見ておきたいフクジュソウを見に藤原岳に行ってきました。

8時前に集合場所に行くと、大貝戸登山口の駐車場は平日にもかかわらずあっという間に満車になりました。
皆さん期待しながら身支度を調えて順次出発です。

歩き始めてしばらく行くと

地味~に咲いていました。スズカカンアオイ



8合目の手前あたりから、雪が多くなってきました。
看板の前で少し休憩です。結構雪があります。



いつものところに咲いていました、セリバオーレン。

もうこのあたりからぽつぽつ出て来るんだけど、なにしろ雪が多いです。

雪の薄いところにありました、閉じていますが。


わ~寒そう、

もう少し高度を上げて、雪の少ない斜面で






ここではもう2つほど花を探したのですが、見つけることはできませんでした。
まだ早いのか、もう遅いのか・・・早いんでしょうね。

小屋について新しくできたトイレをお借りして、展望台に向かいます。

朝はいいお天気だったのに、すっかり曇ってしまいました。


展望台より、綿向、雨乞、御在所方面。


御池が目の前に。左奥の白い山は比良。


伊吹山もきれいに見えています。

曇っていますが素晴らしい展望を見ながらランチです。
賑わう展望台で、お花の情報交換などして、やはり雪が多いのでお花探しはあきらめて降りることにします。



雪が緩んできてズルズル滑ります。アイゼンを持ってくるべきでした。


聖宝寺道をお花を探しながら帰ることにします。


セリバオーレンに


ちょっとうつむいたミスミソウ。


セツブンソウもありました!
これだけ見られたら十分です。


名前を付けたいような・・・

結構細いですが、砂利を入れたりしてよく整備された道や、杉の植林帯などを過ぎると

どこを歩くの?というようなところに出ました。
なんとか過ぎると、目の前に突然現れた真新しい堰堤。

あの階段を登るのかぁ・・・


登りきったところで、しばし休憩ののちまた降りて、


やっと登山口に下りてきました。

後はのんびり、聖宝寺の境内を散策させていただいて、帰ってきました。



立派なお寺でした。


せっかく咲き出した花も思わぬ雪に、閉じ込められていましたが、それでも雪を割って顔をのぞかせていた花たちの力強さに感動した一日でした。
雪のおかげで登山道もそれほどぬかるむことなく歩けました。
週末の雨で雪もすっかり解けて、きれいに開花することでしょう。
まだまだ見頃です。


今回もありがとうございました!!



平成28年3月16日(水)晴れ/曇り
藤原岳

大貝戸登山口(8:20)~藤原展望台(11:50)~聖宝寺道~聖宝寺登山口


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