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JFLに向け急成長するマルヤス工業

2010-07-19 16:20:24 | ライバル達の咆哮
ダイビングヘッドでシュートするマルヤス工業FWエース鳥井。バイタルエリア中央をがっちり固める藤枝守備陣、斉藤・内田・石田。昨日の試合の1シーンです。マルヤス工業は、前後半選手個々の力では劣るものの、組織だったチームプレーで藤枝ゴールを何度も危険に陥れます。得点には至らず勝負には負けたものの、マルヤス工業の健闘が光った試合でした。
   
上記スターティングメンバーにあるとおり、マルヤス工業の選手は、サッカー王国地元愛知・静岡のサッカー名門大学・高校卒の選手で構成されています。チーム自身大変長い歴史を持つ東海リーグの古豪ですが、近年は東海リーグの下位に甘んじていました。その空気を一掃し「強いマルヤス工業」の実現を目指しているのが、監督の小原秀男氏です。オフト監督時代のサンフレッチェ広島でコーチをしていた小原監督が、今年マルヤス工業の監督に就任し「JFL入りを目指す」とはっきりとクラブの目標を宣言。その目標実現のために勝つためのチームプレーと「闘う精神」を植え付けました。全社・愛知県予選では決勝で昨年までJFLで活躍したFC刈谷を撃破、東海地域予選では愛知県1位チームとしてシードされ見事全社・全国大会出場を決めました。また、強豪ひしめく東海リーグで(7/17時点)2位の位置につけ、チームの成長がはっきりと勝ち星に現われており今もなお急成長を続けているチームです。
        
上の写真のサングラスの方が小原監督と思います。試合中、かなり激しく選手に指示を飛ばしていました。この日の試合はホームということもあってか、藤枝よりもサポーターの数が多く、チームとしての本気度が伝わってくる光景でした。
さて試合の方も、キックオフ直後から比較的DFラインを高く上げ、コンパクトなパスサッカーで藤枝ゴールを目指していきます。中央・両サイドから根気よく丹念にボールをFWに集め、FW鳥井・栗田が中で合わせシュートまで持って行く作業を繰り返しTRYしていました。ボールを持ち過ぎると個の能力の高い藤枝にインターセプトされるため、とにかく「ゴールに向けてチームでボールをつなぐ」意識がよく伝わるゲームだったように思います。

失点は、藤枝の巧さにやられた感じです。後半入るにあたって藤枝・斉藤監督は以下の点を指示していました。
1.最後、点を取りに行く時の、もう一歩のハードワークの実践。
2.クサビが入った段階から、動き出すタイミングを計ること。
3.後半出だしから(前半は0-0)から相手を混乱させ得点する。
後半1分、藤枝はアタッキングサード左でもらったFKを納谷がキーパーに向かうロングキックを蹴り、これを監督齊藤が自らキーパー手前でタッチ、ボールをゴールに押し込みました。「最後点を取りに行く時の、もう一歩のハードワーク」を自ら実践してみせました。2点目は後半5分、センターサークルからのスルーパスにアランと横山の2人がDFライン裏抜けてGKと2-1に。アランが横山に譲り 横山が狙ってゴールを決めました。「クサビが入った段階から動き出すタイミングを計る」「後半出だしから相手を混乱させる」齊藤采配が見事に的中です。
マルヤス工業サイドとしてみれば、「魔の5分」でした。しかしそれ以外の85分は、双方緊張した攻防が続き「ナイスゲーム」。「小原マルヤス工業」の今後のチームの成長に一層の注目が集まります。

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