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薩川監督が退任~横浜猛蹴に敗戦の衝撃

2016-08-19 22:49:33 | SC相模原・記念日

薩川監督が退任しました。前日、地域リーグ、つまりアマチュアクラブの横浜猛蹴に天皇杯・神奈川県予選で敗れたことが、薩川監督にこの決断をさせたことと思います。この横浜猛蹴戦、不甲斐ないのは出場選手の方だと思うのですが、情けない結果になってしまった責任を現場のマネージャーが取った形なのでしょうか。

私が思う薩川監督のこの試合での失敗は、先発選手の選択です。ちなみに先発メンバーはFW:石田・シンバ 攻撃的MF:普光院が左、右が牧内、守備的MFは曽我部と坂井 DFのセンターバックが服部とルーカス、サイドバックが左が寺田、右が石川。GKが藤吉という布陣でした。鹿児島戦から中2日の試合ということで、若手中心のメンバーにした薩川監督の判断は、私は「あり」だと思います。またこの先発メンバーの個々の能力は、横浜猛蹴よりも上だったと思います。問題は、各選手のポジションです。服部のセンターバック、寺田の左サイドバックは、私は、今年の公式戦で初めて目にしました。石田の先発も初めて。結果的にはこの初ポジション、移籍後初先発の選手が、この試合機能していたようには見えませんでした。前半の入りから左の攻撃は機能せず、曽我部が左にポジションを変えることで、ようやく回復しました。服部は守備に手いっぱいで、ビルドアップのパス・前線へのパスはまだまだ不安定。こうした練習試合に臨むような先発布陣を組んだ背景には、横浜猛蹴の力を甘く見た部分があったと思います。薩川監督は横浜猛蹴との試合は初めてです。何回も横浜猛蹴に苦杯を喫してきた過去を知るサポーターにとっては、天皇杯・神奈川県予選という「負けたら終わり」の試合での「センターバック・服部」の先発布陣は疑問です。

牧内-石川の右サイドの連動も息が合っていません。石川がハードワークして再三右サイドのスペースに飛び出しているのに、牧内はパスの判断が遅く、有効な攻撃になりません。曽我部・シンバ・近藤が、個人技の高さでゴールにドリブル・パスで切り込んでいきますが、石田・牧内・成田らがここに絡むこと少なく、パスで前線を崩していく今年のSC相模原のサッカーが体現できていません。戦術的にも横浜猛蹴対策ができていませんでした。このチームの攻撃の要はいうまでもなく28番の鳥毛。ディフェンダーは常に28番の動きを意識して横浜猛蹴の攻撃をつぶしていかなければなりません。しかし失点シーン、決定的なシュートチャンスを作り出したのは28番のパス。こういう様々な状況を考えれば、この試合「負けるべくして負けた。」結果におわりました。

 そして何より、相模原のチームは横浜勢を倒さないと上には上がれない。横浜勢に勝てない監督は、チームを上昇させることはできません。今、SC相模原がこの地位にあるのは、横浜勢のチームとの死闘に勝ち続けてきた結果到達したのです。コブラ・六浦・猛蹴・県教員FC・日本工学院マリノス・桐蔭横浜大・関東学院大・神奈川大学、、そしてYSCC。横浜市のサッカーレベルは質の高さ・層の厚さともに日本一。SC相模原が短期にJに加入できたのもこの横浜市のサッカーレベルの高さと選手層の厚さの恩恵を受けているのも間違いありません。しかし試合の勝負は別。YSや猛蹴との対戦で勝利に導けなかった監督の退任は「止む得ない」と受け止めるしかありません。

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