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サッカーにおける『2人で1役』のポジション

2009-12-09 00:09:21 | 勝利への叡智
サッカーは11人の選手によるゲームです。その中で『1人』手を使えるのがゴールキーパー。守備の最後の砦となるサッカーにおける最も重要なポジションです。しかしゴールキーパーは、現実には1人では務まりません。正ゴールキーパーが、退場・怪我・不調の時に、変わってチームの守護神を務めるセカンドゴールキーパーの存在が不可欠です。ですのでGKは『2人で1役』のポジションと言ってよいでしょう。しかしセカンドゴールキーパーは、正ゴールキーパーより格段に難しいポジションだと思いませんか。それは・・・
①多くの出番は、緊急事態の時の緊急出動(正ゴールキーパー退場・怪我)
②他のポジションの交代選手よりも出番が少ない。
③②のため自分のモチベーションを維持するのが大変。
③急な出番が来ると準備が100%でなくミスが起きやすい。
④SC相模原ではサテライト・セカンドチームが無いため実戦感覚が鈍り易い。
⑤県リーグのレベルではGKコーチを置けない。
こんなある意味過酷な環境の中で、今年1年間SC相模原のセカンドゴールキーパーとして、頑張り抜いてくれたのが、平川正城選手であり、岩田武選手です。特に平川選手は、今年の国体での神奈川県代表チームに選出される程の実力を持ったGKです。しかしSC相模原の公式戦の大半ではセカンドゴールキーパーの「ポジション」を務めました。試合での榎本選手の素早い反応のファインセーブが、皆さんの記憶にも焼き付いていることと思いますが、このセーブは平川選手が控えているからこそ出来るプレーであることを忘れてはなりません。実力の拮抗した2人のGKが高め合い、競い合い、補完し合い、信頼し合ってこそ『真の守護神』が生まれるのです。

先日、J1三連覇を制した鹿島アントラーズのオリベイラ監督は、次のようにコメントしています。「ベテランのGK小澤(セカンドゴールキーパー)や大岩が(出番が少ないのに)どんな時も腐らずチームに貢献してくれたことでこの優勝を勝ちとることができた。」またシーズン中には「(練習に手を抜かない)大岩と小澤がいるから、チームとして良い練習が出来る。2人はなくてはならない存在」ともコメントしています。セカンドゴールキーパーの練習にも目配り、気配りをしている監督だからこそチームを常勝へと導くことができるのでしょう。

平川選手・岩田選手は、アントラーズのセカンドゴールキーパー小澤選手と『立ち位置』が全く違います。2人は若くて優秀で大きな可能性を持った選手です。ですのでベテラン小澤選手のようにある意味割り切る事なく、オフもトレーニングに手を抜かず正ゴールキーパーの座を是非つかみ取って欲しいです。頑張れ!平川選手。岩田選手。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (たけ)
2009-12-10 23:56:00
初カキコミです

自分はチーム立ち上げの

頃から特にGKを重点的に
見て来ました

セカンドGKは練習試合すら使って貰え無い厳しい環境で実戦感覚が鈍りパフォーマンス低下が明らかです
幾ら頑張って練習しても

その成果を試す場所が

無ければ自分の現状の把握すら出来ません

本気で上を目指すなら

GKコーチが絶対必要です
今時 県立高校チームでも

GKコーチは珍しくありませんからね

凌ぎを削る仲間には

話せない事も

専門職のコーチなら

適切な助言も出来ます

定期的でも構わないので

GKコーチをおくべきだと
思います

若い才能を伸ばす為にも

チーム首脳陣は

もう少しGKに対して

考えて欲しいですね



長文 失礼しました
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GKはサッカーの花形 (ブログ筆者)
2009-12-12 21:07:10
たけさん;
コメントいただきありがとうございます。本当にGKは、大変なポジションですよね。たけさんのご意見の通り、毎月1度とか2度とか、大事な試合とかで臨時で来てくれるGKコーチがいてくれると、いいかも知れません。逆に、毎月1度でも2度でも、湘南や横浜FCのGKトレーニングに臨時で参加させてもらうとか。GKは、サッカーで一番目立つ花形のポジション。SC相模原GKが、3人3様の特徴をもったGKに成長していってほしいですし、そうした場を、来年、今年以上に提供してあげたいですね。またコメントよろしくおねがいします。
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