先週金曜日、横浜Fマリノスの嘉悦朗社長の講演会に参加しました。嘉悦社長の講演は2回目の参加ですが、前回は、講演の話の中の主語が「私が」「私が」の言葉で終始するのでどうしても自慢話にしか聞こえずスポーツマーケティングの面で参考になる情報が乏しい・・という印象でした。今回の講演も全体的には同じストーリーでしたが、逆に二回目なので嘉悦社長のエピソードを一つ一つ深く分析しながら聞くことができ結果、以下2点に関してセレッソ大阪の岡野社長と共通していると感じました。
1.Jリーグの現状に対する強い危機感
2.エンターテイメントとして多くの人に受け入れられる試合づくり
嘉悦社長の語りからこの2点を詳しく掘り下げてみたいと思います。
嘉悦社長の講演は「私が日産のゴーン改革の手法と同じ改革をマリノスにも試みた。」「結果として私が社長になってから観客動員は上昇傾向だ。」と、嘉悦改革について動画を交えた話が続くのですが、講演の終盤で「私がここまでやっても僅かな黒字にしかならない。」「Jリーグの観客動員数は右肩下がり。」「今のリーグのあり方に強い危機感を覚える。」とJリーグの今の現状に疑問を添えます。その為に、横浜Fマリノスが取った施策が、先日発表された「シティ・フットボール・クラブ」との提携です。シティ・フットボール・クラブは、マンチェスター・シティの経営母体となっている(ホールディングス)会社ですが、イングランドだけでなく、現在世界に3ヶ国のリーグのクラブの経営に携わっており、提携という形ながら横浜Fマリノスの経営にもアドバイスを実施します。Fマリノスの親会社・日産自動車も、シティ・フットボール・クラブとスポンサー契約し親会社含めた固い絆で結ばれました。
嘉悦社長は素直に「進んだヨーロッパのクラブ経営を学びたい。」と語っていました。この提携を、横浜Fマリノスが上手く活用すれば、Jリーグで最も海外事業が進んだクラブになり結果としてJリーグで最も進んだクラブになる可能性を秘めています。
「2.エンターテイメントとして多くの人に受け入れられる試合づくり」は嘉悦社長はそう意図して実施した訳ではありません。ただ、結果として同業のライバル企業とコラボレーションを進める中で、普段の試合の演出を変更せざるを得ず結果として新しいサポーターをスタジアムに呼び込むことに成功しています。一番解りやすい事例がミュージカルとのコラボレーションです。レ・ミゼラブルの劇中歌を帝国劇場のミュージカル俳優を招いてホームゲームで大合唱する。こうしたニュースがネットからあふれ出せば、休みの日ミュージカル観劇を楽しんでいた人たちをマリノスに巻き込むことができます。Jリーグのライバルは、週末をエンターテイメントで楽しんでもらおうと集客を狙う企業全てがライバルです。しかし今のJの試合では、ディズニーランドやUSJのハリーポッターにエンターテイメントとして勝てる要素が見当たりません。ライバルに学び古き悪しき事を変える。これは今Jリーグ全チームに必要とされている命題です。SC相模原も例外ではありません。
↓ブログ応援のために下のボタンをクリックしていただけると嬉しいです!↓
サッカーブログ JFL
↑携帯電話からはこちらをクリック。ありがとうございます。励みになります。↑
1.Jリーグの現状に対する強い危機感
2.エンターテイメントとして多くの人に受け入れられる試合づくり
嘉悦社長の語りからこの2点を詳しく掘り下げてみたいと思います。
嘉悦社長の講演は「私が日産のゴーン改革の手法と同じ改革をマリノスにも試みた。」「結果として私が社長になってから観客動員は上昇傾向だ。」と、嘉悦改革について動画を交えた話が続くのですが、講演の終盤で「私がここまでやっても僅かな黒字にしかならない。」「Jリーグの観客動員数は右肩下がり。」「今のリーグのあり方に強い危機感を覚える。」とJリーグの今の現状に疑問を添えます。その為に、横浜Fマリノスが取った施策が、先日発表された「シティ・フットボール・クラブ」との提携です。シティ・フットボール・クラブは、マンチェスター・シティの経営母体となっている(ホールディングス)会社ですが、イングランドだけでなく、現在世界に3ヶ国のリーグのクラブの経営に携わっており、提携という形ながら横浜Fマリノスの経営にもアドバイスを実施します。Fマリノスの親会社・日産自動車も、シティ・フットボール・クラブとスポンサー契約し親会社含めた固い絆で結ばれました。
嘉悦社長は素直に「進んだヨーロッパのクラブ経営を学びたい。」と語っていました。この提携を、横浜Fマリノスが上手く活用すれば、Jリーグで最も海外事業が進んだクラブになり結果としてJリーグで最も進んだクラブになる可能性を秘めています。
「2.エンターテイメントとして多くの人に受け入れられる試合づくり」は嘉悦社長はそう意図して実施した訳ではありません。ただ、結果として同業のライバル企業とコラボレーションを進める中で、普段の試合の演出を変更せざるを得ず結果として新しいサポーターをスタジアムに呼び込むことに成功しています。一番解りやすい事例がミュージカルとのコラボレーションです。レ・ミゼラブルの劇中歌を帝国劇場のミュージカル俳優を招いてホームゲームで大合唱する。こうしたニュースがネットからあふれ出せば、休みの日ミュージカル観劇を楽しんでいた人たちをマリノスに巻き込むことができます。Jリーグのライバルは、週末をエンターテイメントで楽しんでもらおうと集客を狙う企業全てがライバルです。しかし今のJの試合では、ディズニーランドやUSJのハリーポッターにエンターテイメントとして勝てる要素が見当たりません。ライバルに学び古き悪しき事を変える。これは今Jリーグ全チームに必要とされている命題です。SC相模原も例外ではありません。
↓ブログ応援のために下のボタンをクリックしていただけると嬉しいです!↓
サッカーブログ JFL
↑携帯電話からはこちらをクリック。ありがとうございます。励みになります。↑