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S.C.相模原サポーターブログ

SC相模原を楽しく応援するブログです

「まねる力」~久御山高校の決勝進出に思う

2011-01-08 22:50:17 | 勝利への叡智
勝間和代さん著書で「まねる力」という本がありますが、今日再びテレビで目にした久御山高校のサッカーを目にして思わず「まねる力」の本の事を思い出していました。一つの事を成し遂げた人から何かを得ようとするとき、まずできるだけその人のやっている事をまねてみる事が「学び」の出発点になる、ということを勝間和代さんが、著名人との対談の中から紐解いています。
久御山高校のサッカーは、FCバルセロナのサッカーを「まねる事」を今も追求しています。しかし座間高校戦と同様、今日の流通経済大学柏との試合もバルサの華麗なサッカーとは全く程遠いサッカーでした。でも「まねよう」「近づこう」という意識が全員に統一されており、強豪・流通経済大柏を「バルサをまねたチームプレー」で撃破しました。

上の画像は、1トップのFW安川選手。今年のバルサでいうとボージャンのポジションにあたる選手ですが、安川選手の頭にはむしろ昨年のイブラヒモビッチのプレーが頭に焼き付いているのでしょう。今日は自ら綺麗な先取点を決めましたが、それ以外は前線で基点を作る事と、相手CBを引きつけウィング・トップ下の選手の攻撃を引き出しまた連動するプレーを一生懸命やっています。おそらく安川選手はバルサの下部組織が行っている同じトレーニングメニューを積み重ねた、というよりバルサの試合を見て監督の先生から解説を受けて、それを「一生懸命まねている」のだと思います。

「真似る」「まねる」という言葉には、ネガティブな印象がつきまといます。確かに「まね続けているだけ」では、真の成長は勝ち取れないと思います。しかし基本を学ぶ時、達人を真似てみるという方法は一番効率的に基本を習得する手段の一つです。鹿島アントラーズの小笠原選手は、ビスマルクのプレーを見て真似て自分のプレーに取り入れたことでしょう。名良橋選手も、ジョルジーニョのプレーに影響を受けたと思いますし、ジュビロ磐田福西選手もドゥンガに怒られながら学ぶことも多かったと思います。世界一流の選手の技をまねる事、盗む事、それをやってみる事、そして出来るようにと練習を積み重ねる事。こうして世界一流の技の10%でも自分のものにできれば、それは大きな「成長」といっていいのです。久御山高校のように。

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JFL→J2昇格、残り2枠選抜をめぐる攻防戦

2010-12-26 15:40:04 | 勝利への叡智
今年、鳥取がJ2に昇格してJ2チーム数は「20」。JリーグがJ2チーム数上限としている「22」まで秒読みの段階となってきました。さらにその上限に至るまでの付則的なアクションとしてJFL→J2への昇格条件を下記の通り発表しています。
J2が19クラブになった翌シーズンに入会できるクラブ数は、22から逆算して定める。
※ この場合もJFL4位以内など、一定の成績条件を設ける。

この文章のニュアンスは受け取り方によって微妙に意味が異なってきますが、J2が19クラブになった2010年の翌シーズン(2011年)に入会できるクラブ数「残3チーム」は、一層慎重に昇格チームを判断する、と考えてよいかと思います。というのも「J2・22チーム構成の開始」は「J2⇔JFLの自動昇格・降格の開始」を意味するからです。しかし、JFLの現状はJ2以上にリーグの魅力度が非常に低い状況です。ここ数年、リーグを構成するチームの入替施策が進んでいますが、まだまだ目標とする活性化の進行には程遠い状況です。このような状況で、現在J2チームの中で多額の負債(累損)を抱えているチームがJFLに降格すれば、チーム運営会社は倒産の危機に直面します。Jリーグは降格チームに対し「J2から降格したクラブへの支援施策」を施す、としていますが、この支援作業が如何に大変かは大分・東京Vのケースで痛いほど理解したはずです。こうした状況変化から、Jリーグ(日本サッカー協会)は以下のような施策を進めているように見えます。
1.J2下位チームに対し、早期に「運営企業の自立」を促す。具体的にはJFLに降格しても「運営企業の経営が維持」できる企業に変革する。
2.JFL→J2昇格チームは、再度JFLに降格しても問題ない自立した「資金力・運営力・インフラ」を持つチームを選抜する。
3.JFLの一層の活性化を急ぐ。

客観的な現在の状況からして、松本山雅FCが今年以上の成績と営業力を発揮すれば、2011年末J2昇格を止める理由は何も見つかりません。ですので「J2→JFL降格」のスイッチは、松本に続く「最後の22番目のチーム」が押す事になります。さらに「J2→JFL降格チームを決定する」スイッチは「その次の23番目のチーム」が押す事になります。ですのでこの「22番目と23番目」の「残り2枠」のチーム選択とその時期に関しては、当然のことながら今まで以上に厳格な判断となることでしょう。この判断の前提は上記3のJFLの一層の活性化です。活性化のためには、J2昇格争いを核にした白熱した上位進出争いと、下位チームの地域リーグチームへの厳しい自動降格チーム争い、そして準加盟制度を活用した健全で魅力的なクラブの増加が必要です。地域リーグから実力・人気の備わったチームの押し上げも不可欠です。「残り2枠」選抜をめぐる攻防戦は、クラブの生き残りを含んだ激しい争いとなり先行きが全く読めません。

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カマタマーレ讃岐~2010年どこを強化したのか

2010-12-06 23:26:29 | 勝利への叡智
上の表は、四国リーグ優勝を決める最終3節でのカマタマーレ讃岐のスタメン表。上が2009年で下が2010年です。赤くマークしたのが、3試合ともに先発出場した選手。この変化にカマタマーレ讃岐の2010年どこを強化したのか?の跡を見てとれます。2009年は4-3-3のフォーメーションの元、前線の5人は全くいじっていません。しかし、GK・DFは試合ごとに選手の組み合わせが変化しています。2010年はどうでしょう。GKとDFラインは全く変えていません。前線の選手は、対戦相手に応じて変化しています。このように昨年地域リーグ決勝大会進出を逃したカマタマーレ讃岐は、チームのスタイルを一変させ「守備的なリアクションサッカー」を徹底してトレーニングしました。センターバックにJFL三菱水島から187cmの長身・波多野を獲得、高さに対する防御を固めます。そしてアンカーにJFL横河武蔵野から中島を獲得。この2人に2009年守りの要だった神崎とサイドバックの下松・相原、守備のユーティリティプレーヤー斉藤の合計6人で守備を徹底して鍛えました。CBの波多野のロングフィードは、最後まで精度は悪いまま。SC相模原では、CBは攻撃の起点としての役割も要求されるため高いキックの精度も求められますが、讃岐はとにかくDFラインは「専守防衛」。多少キックの精度が悪かろうがとにかくよく守りました。

地域リーグ決勝で讃岐は一次ラウンドさいたまSCに2失点、決勝ラウンドYSCCに2失点しますが、これはセンターバックの神崎-波多野のどちらかが欠けていたため守備力が低下したことによるもの。全社無失点優勝に加え地域リーグ決勝でも、「専守防衛」メンバーの時はすべて無失点でした。
↓地域リーグ決勝・決勝ラウンドの讃岐のスタメン表

逆に攻撃の得点パターンは大きく3つ。
 1.セットプレーでの得点。地域リーグ決勝ラウンドではほとんどセットプレーからの得点。
 2.スピードのあるカウンター。大西、飯塚らが相手DF裏に持ち出す。
 3.吉澤の個人技。スルーパスやミドルシュート。
ですので、見ている観客にとっては申し訳ありませんが「退屈なサッカー」です。しかし、讃岐は今の戦力で勝てる確率の高い現実的な選択をしたのだと思います。全社の全試合無失点優勝で自信をつけると、今度は全社~地域リーグ決勝の期間に「1点必ず取れるセットプレー」のパターンを何度も繰り返し練習。全て北野監督の計算通りでした。

メンバーは、スタメンの半数がJリーグ・JFLチームからの移籍組。ですので個人技はしっかりした選手ばかりです。これは他の地域リーグ上位チームも同じ。守備的だろうが攻撃的だろうが「1対1」に負けてたら、サッカーは勝てません。「JFL昇格チームメンバーには元Jリーグ・JFL所属選手が多い」という傾向は昨年昇格した松本・金沢・栃木ウーヴァの選手の顔ぶれをみても一目瞭然です。では、讃岐はこのメンバーで来年JFLで戦えるか?と言われれば難しい、と答えざるを得ません。スタメン選手に怪我が出なかったからこそ、勝ち続けられましたが、CB1人変わるとさいたまSCに2点取られる選手層の薄さ。また上の3つの攻撃パターンだけでJFLの強豪との連戦を勝ち続ける事は難しいでしょう。メインスポンサーを失って経営的にも良好とは言えないカマタマーレ讃岐。あと3ヶ月で真のJFLチームに変身できるか、注目です。

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山陰の北風に耐えJ2昇格した「SC鳥取」に学ぶ

2010-11-30 21:46:08 | 勝利への叡智
鳥取県は、2009年の推計人口が59万人。60万人から徐々に減り続け2010年には59万人を割ったのではないか、と言われています。そんな鳥取県に「ガイナ―レ鳥取」というJ2チームが誕生しました。苦労に苦労を重ねてきただけに本当にガイナ―レ鳥取のチーム関係者の皆さんや選手・サポーター・スポンサーの喜びはひとしお大きなものだったことだろうと思います。

ガイナーレ鳥取、前名「SC鳥取」を生み出した原点は、1995年に建設されたサッカー専用球場「鳥取市営サッカー場」(現在のとりぎんバードスタジアム)です。アルウィンが出来て松本山雅が成長した、麻溝公園競技場ができてSC相模原ができたのと同じ、「すばらしいスタジアムができ、そこにサッカーチームとサッカー文化が育った」チームです。しかし、SC鳥取の2000年~2006年は苦難の連続。2000年、新JFLのチーム数拡大政策により、地域リーグ決勝大会でJFL昇格基準を満たせなかったにもかかわらず「SC鳥取」は、「推薦」という形で半ば強引にJFLに昇格させらます。ここから苦難の歴史がスタート。同じ時期JFLに昇格していった愛媛FC、プロフェソール宮崎やアルエット熊本、静岡産業大学などとともに、JFLの下位をさまよう年が続きました。その後、プロフェソール宮崎は九州リーグに降格し消滅、アルエット熊本もその地位こそロッソ熊本(現:ロアッソ熊本)に引き継ぎましたが、クラブ運営団体は消滅、SC鳥取は我慢に我慢を重ねて下位に低迷しながらも生き残ります。選手は、全員働きながらのJFLリーガー生活でしたので仕事の都合でレギュラーが遠征に来れない、全国規模で戦うJFLにあって大きなスポンサー企業がない、などクラブは生き残るのがやっと。そんなSC鳥取も2007年、ようやくプロ化の道を歩み始めます。Jリーグ準加盟申請が承認されて3年間、実力・組織・人気と年々力をつけ、遂に2010年J2昇格を果たしました。

J2昇格に当たっても大東チェアマンから「累損の解消」を要請されるなど財政面では、苦しいやりくりが続きます。しかしJ2でも辛抱強くチームを強化していくでしょう。この「SC鳥取」の艱難辛苦を思えば「SC相模原」の今回の「苦難」など苦難に当たらないかも知れません。鳥取の小さなサッカーの灯を山陰の強い北風に消されてしまいそうになりながら、「鳥取市営サッカー場」の保護と県民の熱意に守られ育った「SC鳥取」=ガイナ―レ鳥取の魂をSC相模原も見習いたいものです。

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カマタマーレ讃岐・全社優勝する必然

2010-10-22 17:07:20 | 勝利への叡智
上の画像は、全社・準決勝カマタマーレ讃岐戦に敗れ引き揚げるSC相模原選手の背中です。佐藤・森谷の背中から「悔しさ」がにじみ出ています。船越主将のいつもよりも増して厳しい目つき。確かにSC相模原は「全社3位」という素晴らしい成績を残しました。しかし、最終目標である11月21日~12月5日の地域リーグ決勝大会での勝利に向けては、11月19日(火)山口きらら博公園で行われた「カマタマーレ讃岐戦での敗戦」がスタートラインになります。何故、SC相模原は敗れたのでしょうか。齋藤・ジエゴ・船越の強力な3人のFWで臨んだこの試合で1点も取れなかったのは何故でしょうか。また、カマタマーレ讃岐が、優勝候補1番手と目されていた長野をも破って優勝したのは何故でしょうか。私はJFLに向けて越えなければならない最後の壁がここにあるような気がするのです。
        
上の画像は、カマタマーレ讃岐戦で前半何度となく繰り返されたセットプレーです。ニアサイドにジエゴがヘッドでチャレンジしたボールをキーパーがパンチングで逃れています。しかし、1人としてマークのずれがないばかりか、1人の選手は、ボールを見ずフリーになっている選手がいないか確認し、メンバーに指さして指示しています。守備の基本をさぼらない規律、失点の可能性を感じる研ぎ澄まされた集中力とチームディフェンス。そして正確な技術力とそれを支えるフィジカル。私はカマタマーレ讃岐が優勝した理由の1つがここにあると思います。私は、カマタマーレ讃岐の試合を今大会3試合見ました。tonan前橋戦、SC相模原戦、そして長野パルセイロ戦です。どの試合も、相手を無失点に押えました。それ以外の1回戦・2回戦も無失点。今大会を無失点で優勝を飾ったのです。SC相模原は、カマタマーレ戦、船越・齋藤・ジエゴの3人FWのシュート数はわずかに「2」。しかも齋藤が2本シュートを打ったのみで船越・ジエゴはシュートを放てませんでした。tonan前橋に至っては、前後半合わせてシュートはチームでたった1本。カマタマーレ讃岐の基本戦術は「ボールを回されてもいいがシュートを打たせない守備を徹底する。」だったのです。
   
上の画像はカマタマーレ讃岐の北野監督。SC相模原戦を振り返ってメディアにこう語っています。
「選手たちが戦術を理解して戦ってくれた。狙いどおりの展開。守備には本当に自信を持っている。メンバーも変えているしどうしても勝ちたかった。」
~前半、SC相模原の巧いパス回しにほんろうされているようにも見えましたが?
「前半は、カウンターだけを狙っていました。」
~決勝進出は香川県勢初の快挙ですが?
「結果が全てと位置づける大会ではないが、勝ち続ける事でアピールになる。」

また、この大会前の先月、メディアのインタビューにこうも語っています。
~チームは着実に力を蓄えているとの事ですが、一番手ごたえを感じるのはどの部分ですか?
「特に守備の部分。まだ失点はあるがシュートをあまり打たせていない。それが今シーズンの一番いいところ。攻撃的・守備的とかあるが、今は攻守のバランスがいいしそれが強い。」
~これから先にはJFLを目指す地域リーグ決勝大会もありますが?
「これから本当の戦いが始まる。技術はもちろん、メンタル的なものも鍛えてきた。チームとして何をやっていくのか。戦術面も積み上げ プレーの精度を上げていきたい。」
~その前に全国社会人サッカー選手権大会もありますが?
「やるからには全部勝つ。5日間の戦いをどう勝ち上がっていくか。勝ち方に自信が持てる戦いをしたい。」
  
上記が、カマタマーレ讃岐の今大会の選手ローテーションです。この表から分かる事は
1.センターラインは5試合先発不動であること。(CB神崎・波多野 ボランチ中島 トップ下・吉澤 FW・飯塚)
2.SC相模原戦は、4人のレギュラー選手を休ませるローテーションの谷間にあったこと。
3.昨年のDFで残っているのは下松だけ。あとは全て今年加入選手。朝比奈はFWからポジションチェンジ。守備力は今年から北野監督が積み上げた。
ですので、カマタマーレ讃岐側からすると、SC相模原戦はローテーションの谷間ですので、相模原に攻められるのは「止む無し」で、「何とか点を取られずに凌いで欲しい。」試合だったのです。ですから監督の指示は、「①いつも通りバイタルエリア周辺での相手FW&ポイントゲッターへのマークを徹底しシュートを打たせるな。シュートを打たれる位ならコーナーキックに逃げていい。②カウンターでの得点を狙え。」でした。下の画像の通り、齋藤のドリブルに2人がマークに入り、シュートを打たせない守備をさぼっていません。
     
相手の堅守を事前察知してか望月代表・秋葉監督も、超攻撃的な布陣を敷きました。後半、隼人に代わって吉岡、船越に代わって森谷と、攻撃の戦力をすべて使い果たしました。しかし得点できません。そうして後半20分、カマタマーレのカウンター攻撃で1点を取られてしまいます。この後は、先日の試合レポートの通りです。AC長野パルセイロも相模原も同じ道をたどりました。攻め崩せないフラストレーションの中で、選手がレッドカードで退場してしまいます。1点差で時間がまだあるにもかかわらず、カマタマーレに試合の主導権を渡してしまうのです。これが北野監督の言う「メンタル的な強さ」の差です。カマタマーレも相模原に攻め続けられていた時、選手は強い緊張とストレスの中にいた筈です。しかし讃岐は60分これに耐え続けました。逆に1点先制すると今度は相手にプレッシャーをかけ、精神的に強く追い詰めていきます。ドリブルを多用しファウルを誘います。最後、時間が少なくなると、いやらしく時間を使いさらに相手にプレッシャーをかけます。まさに北野監督の戦術通りの試合をカマタマーレの選手はやってのけたのです。

SC相模原は、基本的なチーム力・個人の力は、十分全国レベルで戦えるという自信を今回の大会で深める事ができました。あと残り1ヶ月、戦術面・メンタル面でもっともっとチームが1つになれば栄光が輝くはず。サポーターも選手が試合の中で一番苦しい時間帯、応援で懸命に励まして選手の力になれるよう頑張りましょう。

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「辛そうで辛くない少し辛いラー油」物語

2010-06-22 22:43:18 | 勝利への叡智
もう2010年も、半分が終わろうとしています。最近のヒット商品といえば桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」もその一つである事は間違いありません。6月になっても、生産が追いつかず棚に並べればすぐ無くなる、といった状態が続いています。後発でエスビー食品が対抗して発売した「ぶっかけ!おかずラー油チョイ辛」も3月からの発売以来、売り切れ状態。もう売りたくても売れない商品ですから、スーパーマーケットにとっては、現在単なる「客寄せ商品」。商品の入荷がもっと増え健全な需給バランスに戻って欲しい、とスーパーマーケットは考えていることでしょう。

先週、東京都・神奈川県・埼玉県に約96店舗を展開するスーパーマーケット「サミット」の執行役員様と、お話させていただく機会をいただきました。サミットのお店は売り場が清潔で、新鮮な商品だけが整然と陳列されている「スーパーマーケットの模範」のようなお店。スタッフの皆さんも、お客さんの質問にも気さくに応えてくれ「安心して買い物ができるお店」として信頼を集めています。そのサミットでも、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」の販売を始めた昨年の8月頃は、「ラー油をご飯にかけて食べる人がいるのかな?」と懐疑的な意見が多かったそうです。桃屋の調味料・瓶入りおかずは、スーパーで通常は比較的分かりにくい棚に置いてあります。しかし、ある店長が、この食べるラー油が置いてあった棚が一列全部なくなっていた事に気づいたそうです。しかしこの規模のスーパーマーケットで1品種20個・40個完売したからと言って、売れ筋商品リストにも出てきません。もっと大量に売れる商品はいくらでもあります。しかしその店長は、「これは面白いかも」と、売れ行きを注視していたそうです。すると、毎日補充しても勢いを増して売れていきます。店長は「本物になるかも」と、全社の営業戦略会議で「桃屋のラー油」を、売りだしたい旨提案し、「最近のB級グルメの流れでいけるかも」と、GOサインがでたそうです。大量に仕入れ売り出してみれば「完売」。同様の動きは、TV・ネット網にも発信され首都圏全域に飛び火し社会的な「ラー油品薄状態」になっていきました。

優秀な店長は、POSの売上動向や、商品部からの指示、TV・ネットでの流行・季節・天候・お客様の地域性・イベントなどを調べて品ぞろえを綿密に練り上げていくそうです。しかしカリスマ店長は、こうした緻密な品動きを頭に入れながらも、ゴンドラ(棚)の商品の1個、10個の小さな動きに注視しているそうです。どんな人が、手に取っているのか、1個 1個 売れているのか、2~3個まとめて買われているのか。こうしてカリスマ店長は、品動きの「尋常じゃない商品」をかぎ分けるそうです。TV・ネットでもフォーカスされていないけれども、「売れる商品」。これこそお店の「金の卵」だそうです。特売をしている商品ではありませんから高い粗利のまま数が出て行く商品。ふとした「気づき」からこうした「金の卵」をたくさん持っている店長さんのお店は、やはり業績はいいそうです。

「神は細部に宿る」~ものごとの本質はほんの細かいところによくあらわれる、という意味と私は理解しています。「カリスマ店長」の話は、こだわるべき本質に直結する「細部」なのか、どうでもいい重箱の隅をつつくような「細部」なのかを判断できる力こそ、プロフェッショナルの仕事なのだ、と思い知らされます。サッカーも同じです。NHKでメッシの特集を放映していたのを、ご覧になられた方も多いかと思いますが、速いドリブルの中で行われている動作は、非常に細密なボールコントロールの連続でした。まさに「神は細部に宿る」のです。

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王様と私

2010-05-22 13:35:50 | 勝利への叡智
自分の考えをはっきりと表現する本田圭佑のコメントが、「王様・本田」のニックネームとともにメディアに広く取り上げられています。岡田監督と基本的な考え方に大きなズレはないものの、岡田監督のサッカー理念・戦術に順じたメンバーが数多く集められた日本代表の中で、新しい風を吹かしていることは間違いありません。

岡田監督「ワールドカップでベスト4に入ることに向かって闘志を出していきたい。」
王様「実現できるか正直分からないが、実現しようとするかどうかが大事。僕自身は優勝を目指してもいいと思う。」
王様「自分の特長は攻撃。それを出すためにぼくは試合に出ている。できれば守備はしたくないですね。」
岡田監督「あいつは大丈夫。心配していない。守備もやりますよ」
岡田監督「みんなが同じ方向を向いていこう!」「日本の集団スポーツが世界で勝つときは、やらされるのではなく、自分たちから出るモチベーションがある。」
王様「チームのことを考えたり、チームのためにって思うと自分のプレーができなくなる」
元王様・中田英寿「自分の個性をどれだけ出せるかが勝負」

本田は、今の日本代表に必要な「闘う姿勢」「ゴールに向かうプレーの重視」「チームプレーの中で如何に個の力を活かすか」を真剣に考えていることが上のコメントからもよく分かります。他の選手はもっと真剣に取り組み実現しようと努力していると思いますが、それを「上手く表現」できていません。こうした能力は、次の日本代表を担う森本・内田・香川(残念ながら代表に選ばれていません)らは是非”王様”先輩の背中から学びとって欲しい重要な「力」です。メディアを使って自分の考えを伝える能力。そしてそれが首脳陣に建設的な意見として聞きいれられるようにする能力。プロの選手である以上、ヨーロッパサッカー界の中で成功するには必要です。

大昔、「王様と私」という映画・舞台がありました。ここに出てくるタイ(シャム王国)の「王様」は、封建的かつ、伝統としきたりを重んじる「王家の長」であったのに対し「私=王子のイギリス人女性家庭教師」が、近代的な新しい考え方を、王室に持ち込み絶対的な存在である王様と対立、周囲を驚かせます。しかし双方だんだんと溝を埋め理解を深めていくという物語です。日本代表では「私=岡田監督」が、王様・本田はじめとする、選手の新しい「力」「個性」「モチベーション」を強敵との試合で引き出していけるかどうか、で日本代表チームの勝敗が決まります。私・岡田監督の中の「伝統としきたり」だけでは、国際舞台では通用しない事は、これまでの日本代表の試合からも残念ながら明らかです。

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飢えと渇きの先にある真の強さ・優しさ

2010-04-17 01:08:01 | 勝利への叡智
昨今、ダイエットブームですが、いささか行き過ぎの感を禁じ得ません。メディアの宣伝攻勢で「スリムで美しい体」を持つ人があたかもバラ色の人生を歩む、という幻想を創りだしているように思います。通信販売のテレビ番組などは朝から晩まで「ダイエット番組」ばかり流しています。こうした現象は、豊か過ぎる社会が生み出す「影」なのかも知れません。全世界の80%の人たちは、貧困からくる「飢え」と「渇き」の中で生命を何とかつないでいるのです。食べたいものが食べられる「喜び」「感謝」を忘れ、欲求のまま食べて食べすぎて痩せる努力をしなければならない社会。こうした社会に生きる人間は、逆に「飢え」や「渇き」がもたらす生命体としての強さ、特に精神的な強さを失っていきます。また「飢え」や「渇き」の苦しみが分からず、本当の人間愛を忘れていきます。

サッカー選手でも「精神的に強い」と言われる選手は、「飢え」や「渇き」の時期を経験した選手です。カズの「ブラジル時代」、マリノス中澤の「高校からブラジル留学時代」、アントラーズ小笠原の「イタリア時代」はまさに彼らにとって「飢え」ていた時代です。
SC相模原が、今年歩む道は「敗者は去るのみ」のサバイバルマッチの連続です。ここを勝ち上がるには、チーム全体の精神的な強さ・結束は不可欠です。「JFLに勝ち上がりたい」「もう一度必ずJのピッチに戻ってやる」「小学校グラウンドの練習場から何とか這い上がってやる」という強い意志と渇望。また望月代表・秋葉監督の下でサッカーができる「喜び」と「感謝」の想い。後半ラスト15分、息が上がって来る中で120%の力を発揮するためには、こうしたメンタリティの強さも必要なのではないかと思います。

「人はパンのみにて生きるにあらず」これはイエス・キリストが40日間の断食を経て導いた真理です。イスラム教では、「ラマダーン月」には、日の出から日没までの半日は一切の飲食をせず、祈りを捧げ真理を見出します。仏教の高僧は、自らの煩悩を絶つため断食による修行を積んだと言われています。日本社会は、もう一度「飢え」「渇き」の苦しみの先にある人間本来の「強さと優しさ」を、もう一度取り戻し世界に広がる食糧・環境・貧困といった問題に正しく向き合う必要性を感じます。

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関東リーグに偏差値70の高学歴社員クラブ

2010-04-12 21:53:00 | 勝利への叡智
今年、関東リーグに昇格した東京海上日動火災保険㈱サッカー部。開幕から2試合1勝1分の4位と初昇格チームとしては、上々の滑り出しを見せてくれました。このチームは東京海上日動火災の社員「部活動」チーム。選手は基本社員で出身大学は、東京大学・一橋大学・早稲田大学・慶応大学と大学入試で「超難関」と呼ばれる大学ばかり。文武両道を体現できる優秀な人材が多い何よりの証拠です。このクラブのホームグラウンドは、東京都多摩市にありますが、先日そのグラウンドに程近いところにある東京海上日動グループのIT企業である、東京海上日動システムズの横塚社長様と3月中旬、1時間ゆっくりお話させていただく機会をいただきました。

東京海上日動システムズ㈱は、多摩市にある社員数1,400人の大企業です。横塚様の社長室に通されると大きく「世界一」と書いた色紙が目に入ってきました。てっきり野球の選手かオリンピックの選手のサイン色紙と思いきや、ごく普通の人が書いた「世界一」の色紙との事。ますます謎めいている・・と、社長さまに遠慮なく「この世界一というのは何か御社の目標ですか?」と尋ねたところ「いやいや、今社内で世界一プロジェクトを推進しているんです。」との回答。東京海上日動システムズでは、社内組織に拘束されることなく、自分が好きなメンバーとチームをつくりそのチームで何でもいいから「世界一」になるプロジェクトを自分たちで考えて自分たちで進め、そして結果が出たら会社に報告する、という「世界一プロジェクト」を実施しているとの事。当然社内報奨制度の一つですから実施後ボーナスももらえるプロジェクト。しかしチーム名とテーマとメンバーだけ申告するだけで、途中経過やゴールとなる日を会社に報告する義務もないという「全く管理しない」プロジェクト。なんだか挫折したりいい加減になったりするチームが続出しそうですが、社長さま曰く「たぶんみんな真剣に楽しみながらやっていると思いますよ」の答え。私は「御社の社員の皆さんは優秀だから社員の自主性だけで世界一を目指せるのでは?」との質問に横塚社長さまは「うちの社員は親会社と違い、ごく平均的な社会人」とお答えになりそして、「管理しないからこそ、皆それぞれの力を発揮できるんです。自分のやりたい事を、目標を同じくする仲間と世界一を目指す。何も言わなくたって皆、頑張ります。そして世界一を達成してくれるでしょう。これがこれからの日本の人材育成のあり方だと私は思っています。」

「二兎追うものは一兎も得ず」ということわざがあります。しかし横塚社長さまのお話を聞き「二兎追えない人には一兎も手に入らない」と私は思いました。自分が好きな事、選んだ道を二兎も三兎も追える力を身につける。プライベートでも仕事でも。これも人生が豊かになる一つの道と思います。東京火災日動サッカー部も、仕事とサッカーの二兎を追いながら強豪関東リーグの激戦を勝ち抜いているのです。

P.S. 東京火災日動システムズ様は、2009年度 能力開発優秀企業賞を受賞されています。

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長身FWの活躍は監督の力量次第

2010-04-01 22:12:57 | 勝利への叡智
SC相模原の新主将・船越優蔵選手は、日本における長身FWのパイオニア的な存在です。Jリーグデビュー時代から、「194cmの高さ」は、まさにワールドクラスと注目され続けてきました。こんな凄い選手がSC相模原に来てくれて、ファンは本当に嬉しい限りです。しかしこれまでの船越選手が所属していた各クラブでの出場状況をみると、必ずしも順風万帆なサッカーキャリアとはいきませんでした。

2~3年前までJリーグの日本人FWは、身体能力よりむしろスピードとテクニック、そしてMFとのコンビネーションで得点するFWが重用され続けてきました。MFに花形選手が揃いFWはそのMFの優位を生かし得点する戦術の採用、人材の起用が優先されたのです。しかし毎年Jリーグのゴールランキング上位は、外国人FWばかり。外国人FWの抜群のフィジカルが、ゴールを量産する決め手となっているのを目の前にし、誰もがフィジカルのアドバンテージを理解しながらも、日本人で強力なフィジカルを持つFWを、育成・起用し勝利を収めようとする監督は少なかったのです。

しかし、昨今バルセロナの4-3-3のシステムを、Jリーグでも採用するチームが増えたことで、長身FWの存在がクローズアップされています。「うちのチームも、イブラヒモビッチのようなFWが欲しい。」と。また、ヨーロッパサッカーが毎晩のようにTV放送されるようになり、「高さを活かした攻撃」「高さのある、フィジカルの強い選手の可能性」に日本のサッカー指導者も刺激を受け、最近ようやくフィジカルの強い選手の育成・起用にも力を入れるようになってきました。現在、Jリーグで活躍する長身FWは上記のとおり。外国人とともに日本人選手も次第に増えてきています。

サッカーは小さな選手、細い選手でもスターになる可能性のあるスポーツです。しかし小さな方が、細いほうがいいというわけではありません。同じ技術、スピードを持っているのであれば、体格にまさる方がより多くのアドバンテージを持っているのはいうまでもない事です。
また長身FWがいることによって、攻撃のバリエーションは、はるかに豊かになります。まず「MFなしの攻撃」が可能になります。GKやDFからの正確なフィードによって、ボールを直接前線の長身FWへ送り込みそこで攻撃の起点をつくることができます。フィジカルに勝り足元の技術もしっかりしたFWならば、ボランチ・DFを抑え込んで、クイックにゴールに向かうこともできれば、キープして味方の上がりを待つこともできます。セットプレーでの優位はいうまでもありません。

こうした昨今の状況を見るにつけ、「フィジカルの強い長身FW」の起用・育成が高まってきたには「日本人監督の技量の進化によるもの」だ、と私は考えています。上記表からも例えば西野監督や反町監督は、「チームの攻撃に高さ、フィジカルの強さは必要だ」と考えていることがよくわかります。これまで船越選手の出場機会が一番多かったチームは、反町監督時代のアルビレックス新潟だったのです。

船越選手のゴールは、野球でいうと4番バッターのホームランを見るような思いですよね。チームもサポーターも盛り上がります。新主将船越選手の今年の活躍に期待しましょう。

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