今となってはほんの少し前のことになりますが、かの連休中に東京・表参道で開催された「にゃっ展2017」に際しましては、ウチの同居人さんが主宰する「チー坊ノワール」への応援、ならびに友人知人の方々が足をお運びいただき、ありがとうございました。ウチの同居人、そしてワタシともども、あらためてお礼申し上げます。
それにつけても、「にゃっ展」搬入出に際して そのあわただしさはイベント参加の常なれど、とかくに背中をせっ突かれているような気分に覆われていました。「にゃっ展」の喧騒を思い出しつつ、つい先ごろの夜は 満月の装い。
おりしも窯焚きの夜。窯の火を見守りながらふと空を見上げると、そこにはモノトーンの 満月劇場
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が展開していました。
わが身を振り返れば、にゃっ展」開催の頃から、背中周辺に軽い皮膚のカブレが。「虫刺され」と油断しているうちに背中やお腹のあたりに帯状の赤いプチプチが増殖し、急いで市内のかかり付けのお医者さんへ。
診断の結果は「帯状疱疹・全治2か月也…」。「帯状疱疹」という病名を聞いた瞬間、「あぁ、世の中からしばし遠ざかり、心も遠くうわの空…」。さしずめ、「帯状疱疹」これすなわち世の中から「退場放心⁉ なのね…」と、ひとり勝手に納得の日々。
ありがたいことに、ご近所の方々が「おカラダの容体は?」と、我が家を訪ねてくれます。そしておもむろに「みんなで、陶芸絵付けを…」といった具合に、ワタシのココロを盛り上げてくれます。
そして、「みんなで陶芸絵付け」の図。
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まずはご近所の和服美人が「絵付けに来ました」との言葉とともに、しばし陶芸の時間。ワタシはといえば、和服美人を目の前にして「退場放心」していたココロがにわかに「帯常飽心」してしまいそう。ホント、ワタシは「C調」かも…。
和服美人に次いで絵付けにお越しいただいたわが街・佐助のお店仲間のあの人は、何故か陶芸絵の具を唇に塗り、なにやら 企んでいる様子。
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唇に紅色を施す筆を操る指の動きが、これまたなんとも魅力的…。ワタシ自身、この数年来すっかり「オトコのオバサン」に成り下がってしまいましたが、つかの間、「オトコ」に戻った感もあり…。
と、おおいに感じ入った次の瞬間、かの指先が処方薬を「品定め」。
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「にゃっ展」での おもてなし を始め、このところ少々お疲れ気味でもあるウチの同居人さんとともに、お薬談義の時間が続きます。
あろうことか このワタシ、風邪の症状を示し始めた同居人さんに「この薬 効くらしいよ」と言いつつ、つい誤って 帯状疱疹の痛み止めの錠剤を勧めてしまう大失態。大いなる間違いに気付いた時はすでに遅し、同居人さんの風邪の症状は治まるどころか、鼻水ズルズル、涙ナミダでホウホウの体となったのでした。
あたかも今宵、ほろ酔い気分でこのブログを記する中、ふと気がつけば、ウチの黒猫が傍らに。
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さながら、その表情は「満月の戸張リと唇の紅は 媚薬の気配。キミも注意しなさいね」とでも言いたげでした…。
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