鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

明けましておめでとうございます 佐助Room114&チー坊ノワール

2023-01-02 19:02:17 | 日記
年が変わり一日ほど時が経ってしまいましたが、あらためまして、明けましておめでとうございます。

「今年もほどほどに良い一年となりますように…」との願いをこめて新年の朝の善を重ねること、早や2日目…

子供の頃、このおせち料理とお雑煮はどうにもいまいち箸が進まなかったのですが、不思議なもので中年を迎えるとともに「年明けは、おせちがなければ始まらない…」と感じるようになってきました。このお正月も「今年のおせちはなかなか上手くできましたね」などと語り合いながら、めでたい朝の善を楽しませていただくこととなりました。なんともありがたい限りです。

俗に「一年の計は元旦にあり」などと言いますが、年明け初日にあたってきっちりと一年の誓いを唱えるなどということは今だかつて一度もありません。若い頃は大晦日の夜中から伊豆方面にドライブに出かけたり、中年以降はただただユルユル過ごしたり、時にはやり残した作陶に明け暮れることが常です。

そのような感じではありますが、今年はウチの同居人さんが珍しく「初詣に…」とつぶやいたのでした。反射的に「!」と来て、わが家の隣り街・扇ヶ谷に鎮座する八坂大神(やさかおおみや)にお参りに向かいました。

市内でも名だたる鶴岡八幡宮やわが街・佐助の銭洗弁財天や佐助稲荷神社ではなく、この八坂大神に詣でるのはじつにひさしぶり。今から15年ほど前、この地に移り住んで来た時に「氏神様に挨拶に…」と思い、神社本庁に問い合わせてみた結果、佐助の街の氏神様はこの八坂大神であることが判明し、お参りした経緯があります。

鶴岡八幡宮や銭洗弁財天、佐助稲荷神社には多くの参詣客が詣でていますが、ここ八坂大神に初詣に来る人はあまりいないようで、暖かい日差しに恵まれた元日の午後にもかかわらず、訪れる人の姿はほとんどありません。この詫び寂び感が、これまた好ましいかぎりもあります。境内の石碑には、この八坂大神と我が街 佐助の銭洗弁財天の縁深さを示す文が刻み込まれていました。京都・祇園の八坂神社とも深いつながりがあるとのことで、京都好きのウチの二人にとっては、まさにしっくり馴染む氏神様です。

八坂大神に詣でた後、新年の喧騒にちょっぴり触れる衝動に駆られて横須賀線の踏切を越えて小町通り方面に向かってみました。案の定、小町通りはまさに人の流れが幾重にも重なり身動きが取れないほどの混みようです。思わず「コロナが怖い…」ということで、小町通りとは対照的に人影まばらな裏小町通りを散策しながら家路につきました。それにつけても、行動制限なきこのお正月、小町通りの喧噪の様子を撮影しようにも、人が多くて

まともな写真も撮れません…。

ラッシュアワー並みの混雑だった駅前を抜けて我が家に戻る道すがら、佐助のお店仲間でもある人力車・有風亭飛車(ゆうふうてい とびぐるま)清水さんに出会いました。

この真冬の最中、お客様を載せて人力車を引くその足元は なんと、裸足です。というか一年中 裸足で人力車を引いています。ある時、清水さんに「この寒い中、裸足でお仕事はツラくないの?」と尋ねたことがありますが、「裸足で大地を踏みしめる感覚が大好」」と、ニッコリ。いやはや、清水さんの超人ぶりはまさに異次元の感があります。

そして日があらたまって、新年は2日目。

待ちに待った「箱根路」がスタートしました。母校の状況を気にしながら、作陶の時間が過ぎて行きます。昨年秋からの出雲駅伝、全日本大学駅伝連覇に続いて大学3大駅伝制覇がかかり、前評判では「絶対的有利」と言われていましたが、このような時には往々にして苦杯を舐めてきたことがあるゆえに、陶芸の手をしばし休めながら箱根路に見入ってしまいます…。結果はめでたく

明日の復路の行方に今からワクワク、ドキドキです…。

母校の栄誉のタイミングと相まって、今年も鶴岡八幡宮から「お祓いさん」の冬バージョンが届けられてきました。さっそく玄関の上に飾り付けて、これでようやく新年の設えが全て整ったように感じます。

水色の御幣を冠した涼しげな夏バージョンと赤い御幣の冬バージョンの温かい雰囲気の対比がとても心なごみます…。

ともあれ、今年も「忙中閑あり」ならぬ、「忙中感あり」という感じで、時があわただしく過ぎてゆく気配濃厚です。されど、お呼びがかかるうちが華…。

あらためまして、今年もよろしくお願いします。
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