鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

黒猫が運んでくれた春の風、サクラの街に舞い降りて季節は若葉へ…

2016-04-07 19:57:12 | 日記

4月1日から3日まで当工房 佐助Room114にて開催いたしました 黒猫マルシェ「春のきらきら」に際しましては、昨年同様多くのお客さまがお越しいただきましたこと、この場をお借りしてお礼申しあげます。今回は「マルシェ」というカタチで昨年にも増してより多くの「黒猫」の展観となりました。

さらに会期中、お客さまが可愛がっている黒猫さんを伴って来場する一幕も。しかも2匹というか、二人というべきか…。

思わず、今は亡きウチの黒猫 チー坊の顔を思い出してしまいました…。

なにはともあれ、黒猫の話題で楽しかったこと、再会を喜び合ったこと、忙しく動きまわってバタバタしたこと…、さまざまなシーンに明け暮れたマルシェの3日間を経て、今、工房内には「祭りの後」の余韻が残っています。

ふと今朝、朝刊に目を落とすと夏目漱石没後100年「吾輩は猫である」掲載が5話目を迎えていました。

前々からこの「猫」の掲載は知ってはいましたが、「黒猫マルシェ」の忙しさにかまけて新聞閲覧はまったくの蚊帳の外にありました。新聞連載当時、作品名は「吾輩ハ猫デアル」と表記されていたことがわかるのも没後100年掲載なればこそ。そこここに「時代」が感じられます。そして、作品タイトルの下に鎮座している「吾輩」はひょっとして 黒猫!?

ご近所の方々や友人知人達からは「黒猫マルシェが終わって一段落だね」とねぎらいの言葉をいただいています。今回の「マルシェ」に際しては、主宰者でもあるウチの同居人さんが右肩の痛みを押してコーディネートした末になんとか開催できたこともあり、まさに「一段落」。そして昨日は、サクラ模様のお江戸に 黒猫作品納品&チョピットお花見ツアー敢行の運びとなりました。

愛車メガーヌを駆って月1、2回ペースで東京の街中をグルグル駆け巡りますが、来るたびに「空がどんどん狭くなるなぁ…」というのが実感です。江戸通り日本橋界隈も新しいビルが林立しています。

通り一帯がピカピカ輝くビルばかりになってしまったので、日本橋三越本店の古色蒼然とした雰囲氣がかえってモダンに感じられます。ここ日本橋に限らず、東京都心全体の街作り、景観、その他、「なんでこんな街になってしまったのかなぁ…」という思いもちょっぴり感じたりもします。どこの街もビルがニョキニョキ、人はあくせく…。気がつけば、ワタシもこのところ歩足が速い…かも。

かつて若かりし頃「東京砂漠」なんて曲もあったなぁ、などと思いつつ、皇居前までメガーヌで流してくると、景色とココロがにわかに「お花見モード」に変貌してきます。

ハンドルを握りながらのお花見とあって、充分にサクラを愛でることはできませんが、それにしても我が故郷「東京のサクラは最高」です…。

この時期、青山墓地は一年のうちで最も華やかな彩りに包まれます。

通常はクルマの抜け道も、年に一度の サクラの王道に…。

打ち合わせの待ち合わせ場所に指定された橋の上からは、サクラと東京タワー、そして六本木ヒルズが望めます。

この景色がある限り、約束の時間から少々待たされてもちっとも苦になりません。

チョピットお花見ツアーの終着地・恵比寿では、明治通りのサクラ並木が迎えてくれます。

普段、明治通りの恵比寿・広尾間の街路樹がサクラであることはすっかり忘れてしまっています。春の一時期、沿道がピンク色に染まってはじめて、クルマで通りかかった時「あっ、サクラだったんだ…」と再認識することになります。それにしても、この明治通りを走行するクルマの速度は総じて速めゆえ、なかなかスピード感あふれる「お花見」となります。

そして、「花散らし」の雨模様となった本日7日午後。先の「黒猫マルシェ」にてお祝いでいただいた庭先の額アジサイは雨に濡れて、ひときわ色合いが輝いてみえます。

やはり「黒猫マルシェ」の折に「マキロウさんの還暦祝いで~す」との言葉とともにいただいた花束の赤い花も心なしか色合いを増したように思います。

サクラ咲く 辻の向こうに 若葉萌ゆ…












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