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鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

若葉に囲まれ 日々是好日。極楽寺から歓喜の「ハレ クリシュナ」!

2016-04-23 20:33:51 | 日記

ついほんの少し前、サクラの話題で沸き立っていたと思っているうちに、ふと気がつくと緑キラキラと萌える新緑の季節を迎えました。そして本日4月23日 土曜日…。常なれば、陶芸教室で忙しい時間を過ごすはずなのですが、今日ばかりは「祝宴」に臨むべく、陶芸教室は「休講」です。そして本日の「祝宴」の主人公は、メタ・バラッツ青年と新婦・ワカちゃん。彼はウチの同居人さんがメイキングした鎌倉スパイスを調合してくれている 、自称「スパイス番長」さん。

江ノ電極楽寺駅からほど近いところに佇むバラッツの家にて、結婚式、ならびに披露パーティーの運びとなっています。

重厚な木造のバラッツ家を訪れるたびに、ワタシが育った今は亡き東京・葛飾の家を思い出してしまいます、グスン…。

結婚式会場のお庭では、新郎新婦を祝う友人知人で、まさに「鈴なり」の態。

一同、「インド式の結婚儀式はどのように?」と、大いなる期待を胸にいだいているようです。

庭の一角には新郎新婦が座して迎える儀式の設えが。

見るもの、すべてが「興味津々」です。

ここで、インド式結婚式の流れをざっくりと…。

・新郎入場、続いて新婦入場
  ↓
・Dorshan(新郎が新婦の顏のベールを開ける)…かつて、インドでは結婚式の際に新郎新婦がはじめて顔を合わせたとか。
  ↓
・Kanya-Dana(娘を捧げる儀式)
  ↓
・Pani grahana(契りの儀式)…新郎新婦の叔母が二人の手を花で結ぶ。そして、新郎新婦が結婚への「誓いの言葉」を唱える。
  ↓
・Abyshake (もく浴の儀式)…祭司がマントラを唱えながら、クンバで新郎新婦の手に水をかける。
  ↓
・Mangala dharana…新郎が新婦の首にマンガラスートラをかける。そして、指輪の交換。
  ↓
・Sindhur dana…新郎が新婦の額に赤い粉を塗り、サリーで覆う。
  ↓
・Sapta padi…(7つの祈り)新郎新婦が地面に作られた7つのフラワーサークルに祈りの言葉とともに足を踏み入れる。
  ↓
・Yajna(火の儀式)新郎新婦、ならびに両家の両親が座して、火を掲げながら祈りをささげる。
  ↓
・新郎新婦退場…火の廻りを3回周って退場。

ということになります。結婚式の始まりからお開きまで、約2時間弱のロングタームの式典です。

Dorshan

インドでは、この時はじめてお互いに顔を合わせるとか…。

Abyshake

日本人の祭司の方が水をかけるのですが、その際に唱えるマントラがじつに心に響きました。

Sindhur dana

額に塗る赤い粉が陽の光に照らされてキラキラと輝いていました。

Yajna

穀物を天に捧げるこの儀式の後、Yajnaという火の儀式が行なわれました。

結婚式の後、新郎バラッツの父・アナンさんから「クラ~タさん、こちらへ」と手招きされ、そして「奥さんはどこ?」とうながされた末に記念の一枚。

普段から明るいアナンさんですが、今日は「2000トンの笑顔」が炸裂していました。そして、これまた例外的に、ウチの同居人さんの顔も白日の下にさらしてしまいました、すみません…。そして、ワタシはすっかり酔っぱらっちゃっています、ごめんなさい…。

顔をさらしてしまった勢いにかませて…。

NHK鎌倉担当の中村早紀嬢、そしてバラッツの新婦・ワカちゃんと記念のスリーショット。それはもう限りなく、母と娘二人の図…!?

宴を離れて、鎌倉駅西口のお店にて余韻に浸りながら軽く飲み直し。

以前、下着メーカー・トリンプの方からいただいたブラジャーのイラストが染め抜かれたネクタイが、多くの人から「それ、素敵ですね」とにっこり微笑まれることしきり…。新郎新婦も新生活に向けて夢と希望と胸も膨らむ…、といったところでしょうか…。

ビールを飲みながら「祭司さんがしきりに『ハリ クリシュナ』と唱えるのを聞いているうちに、元ビートルズのメンバーでインド音楽に傾倒していった故ジョージ・ハリスンを思い出した」と独り言。「ハリ クリシュナとは、インド神話に登場する偉大な神様らしいよ」と説明するも、「ん?」といぶかる同居人さんに「ジョージはね、ビートルズ解散後にリリースした『My sweet Lord」という曲の中でしきりに『ハリ クリシュナ…』とささやいていたのよっ!」と解説するのですが、反応は今一つ。

それでも、「今夜はジョージの曲を聞きたいなぁ」と問いかけると、「あぁ、それは賛成です…」と促されて、今、この瞬間にもウチのリビングではジョージのとても優しく悲しげにも聞こえる曲の数々が流れています。


おりしも、わが家は今年でちょうど結婚20年。「ハレ クリシュナ」と胸に手を合わせるまでもなく、さまざまに「アレ クルシイナ」とつぶやく日々。そして、たまには笑いあり…。

なにはともあれ、あらためて、

おめでとうバラッツ、ワカちゃん!

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