本日4月29日の祝日、昭和の時代には「天皇誕生日」と呼ばれていました。その後、平成の世となってからは「昭和の日」という名に生まれ変わって今に至っています。そして、我が家にとっては、かつて一緒に暮らしていた オルカという雄ネコの誕生日でもあります。10年前に15歳で亡くなるまで、ウチの同居人さんは「オルカと私は一身同体!」と言ってはばかりませんでした。またオルカは、昨年夏に亡くなった黒猫チー坊がウチに拾われて以来成長していく過程をずっと見守ってくれていました。
毎年、オルカの誕生日には大好物だったイチゴのショートケーキをプレゼントしてあげていました。亡くなってからもその習わしは欠かさず続いています。というわけで、今年もオルカの写真を前にショートケーキ…。
蛇足ながら、ウチの同居人さんは「一身同体」と言っていたにもかかわらず、今年のオルカの誕生日はワタシに言われるまですっかり忘れていたようです。ま、ワタシの誕生日などは初めからアタマの中から強制的に消去してしているようですが…。
ともあれ、ゴールデンウイーク初日。別にどこかへ出かける予定などは全く無く、陶芸教室の一日が待っているのですが、それでも朝4時過ぎには勝手に目が覚めてなんとなくウキウキしてくるから不思議です。そして毎年毎年、早朝から交通情報の画面をジ~っと眺めることになります。
午前4時、まだ渋滞はありません。
午前6時、高速がチョピット混み始め…。
午前8時になると,各高速道路は大混雑。特に東名高速は伊勢原バス停から首都高・池尻あたりまで約40キロにわたる渋滞のラインが赤々と…。
交通情報の画面を見ているだけで、すっかりまるごとドライブ気分になってきます。家で紅茶を飲みながらパソコン画面をとおしてのドライブ? なので、渋滞にイライラということがありません。そして、お金もかかりません。ただし、夢とメイクドラマはありません…。
どこからともなく響きわたる「いつまでドライブごっこ してるんですか。お教室の準備は出来たの?」という声にうながされて、いざ、お仕事…。まずは陶芸のお客様を迎えるべく、ささやかな裏庭の一角の草刈りの仕上げから。
このところ少々さぼり気味にして生え放題だった雑草を抜きまくること30分。少しばかり庭の体裁が復活するに至り、ようやく「連休はお仕事三昧」の気構えが固まります。
ふときがつけば、裏庭には見事な竹の子が…。
そのままにしておくと、♪屋根より高い鯉のぼり ならぬ、屋根より高い竹の幹ということになります。このまま育てるか、バッサリ切るか、毎年、この時期アタマをひねる「お楽しみ」でもあります。
そして、普段は見慣れぬこのような鳥の姿も。
鳥獣類に詳しい方にこの写真をみせたところ、即座に「この鳥はコジュケイ」という答えが返ってきました。このコジュケイという鳥は、その泣き方が「貧乏怖い」と聞こえるとか。ウチの同居人さんは「う~ん、貧乏になるのは、たしかにちょっと怖い…」とつぶやいていました。されどワタシは、貧乏よりもこの同居人さんのほうが何百倍も怖い…、のです。
ひるがえって、ゴールデンウイーク初日の陶芸教室も終了間際。
毎度毎度のことながら、陶芸のかたわら交わす会話はお仕事、レジャー、家族、家庭、未だ見ぬ未来…、へと広がります。工房に訪れる方々との会話を通して、あらためて陶芸教室という場が「濃密な時間空間」であることを感じた一日でもありました。
ゴールデンウイーク初日の夕刻、心地よい疲れとともに「キリン淡麗グリーン」の影が目の前をチラホラよぎる中、ウチの同居人さんは「ちょっと、そこまで行って来る!」との言葉を残して街に向かってまっしぐら。後から聞くところによれば、女学校時代の同級生の愛娘・植野有砂嬢がお友達とともに鎌倉にやって来たとか。有砂嬢にチー坊ワインを渡しに、リニューアルしたばかりのスタバ鎌倉御成店までスリ足ピラピラ引きずって向かって行きました。有砂嬢は渋谷界隈で有名なネオギャル。ファッションディレクター兼DJなのです。最近では「渋谷区観光大使ナイトアンバサダー」に任命されたとか。その横のお友達と一緒にウチの同居人さんがスタバの藤の前でパチリ。このオバサンとの関係は???とスタバに来ていたお客さんから不思議なまなざしで見られたそうな。
振り返れば、ワタシがこの有砂嬢にはじめて会った時、彼女はたしか小学1年生の頃でした。ちょっと見ない間にすっかりステキなレディに成長していました。
わが工房に 居ながらにして 若葉萌ゆ 明日も早よから 父親気分…
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